建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2013年10月号〉

各社一体となった施工体制の確立と地域との調和を目指して

 徳山下松港N−7埋立工事安全対策協議会
 会長(若築・りんかい日産・関門港湾特定建設工事共同企業体)
 坂本 直洋



N7埋立護岸の整備状況(H25.7.8撮影)

1.協議会の連携体制

 当協議会は、平成17年度に発足し、徳山下松港新南陽地区土砂処分場関連工事に係わる関係業者が相互に協力して安全衛生協議会を運営し、平成25年度の完成に向け工事が円滑に推進するよう活動しています。

2.活動内容

 協議会の主な活動内容として、港湾関係者・近隣企業への工事説明を行う定例総会の開催、暴力団等排除対策の推進、関係機関との連絡調整、地域貢献活動、月例の安全対策協議会、作業船舶の入出域管理、日々の各工事間の連絡調整会議、灯浮標・汚濁防止膜の点検、等を行っています。  これらの活動を通じ、会員各社が協力し、各社一体となった施工体制の確立と地域との調和を目指しています。

3.関連工事の進捗状況

 徳山下松港新南陽地区土砂処分場の早期完成が求められる中、平成22年度から国土交通省による事業推進が行われ、工事は急ピッチで進捗しています。  管理型処分場については、平成24年度に、護岸の締切りが完了しており、現在、一般財団法人山口県環境保全事業団による処分場施設整備が行われ平成26年度からの供用を目指しています。安定型処分場については、外周護岸のうちハイブリッドケーソン据付完了区間での上部工築造、および残り約200mの締切り部に据付けるハイブリッドケーソンの製作等を行っており、本年度の外周護岸完成を目指しています。

4.あとがき

 当協議会としては、中国地方整備局宇部港湾・空港整備事務所をはじめとする関係機関と連携を図り、今後も無事故無災害で事業が円滑に進められるよう会員一同が一致団結し活動を行っていきたいと思います。


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