建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2013年9月号〉

【寄稿】相互協力と早期復旧を目指して

 大船渡港安全衛生等推進協議会

 会長(東亜建設工業株式会社) 小村 正司












1.協議会の発足

 当安全衛生等推進協議会は、東日本大震災に伴う大船渡港港湾関連の復旧工事が本格化するに伴い、国土交通省東北地方整備局発注の工事請負業者を中心に、関連する港湾運送会社、地元港湾建設会社にご参加いただき平成24年11月に発足いたしました。

2.活動内容

 協議会の活動は、顧問の国土交通省東北地方整備局、岩手県、大船渡市、大船渡警察署、大船渡労働基準監督署、釜石海上保安部にご参加いただき毎月第二水曜日に安全環境衛生パトロールを実施しています。また、年二回顧問の方に講師をお願いし、安全環境衛生講習会を開催しています。  この活動を通じて、会員会社が情報を共有するとともに相互に協力し、労働災害の防止、海洋汚染の防止等あらゆる災害の防止に努めるとともに、現場周辺住民の安全衛生を守るため活動しています。

3.あとがき

 大船渡港は天然の良港で、全国有数の好漁場である三陸で取れた魚が水揚されるとともに避難港としても利用されています。また石炭、原木の輸入基地、水産品、紙、パルプの輸出基地として地域経済を支えています。  当協議会は大船渡港の一日も早い復旧のために、安全第一に、各社の連絡調整を密に行うことで円滑な工事の運営を進めることを目指しています。


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