建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2013年7月号〉

【寄稿】東海環状自動車道・工事現場より

―― 建設業のイメージアップを目指して

 東海環状自動車道(西回り)大垣西IC〜養老JCT間

 西濃建設株式会社 立川 雄一











 本協議会は、東海環状自動車道(西回り)約77kmの内、養老JCT〜(仮称)大野神戸IC間・約14km区間の建設工事を推進している建設業者14社(24工事)で構成されています。
 東海環状自動車道(西回り)は、中部地方の主要道路事業として進められており、昨年9月には一部区間(約6km)が開通し、現在もその延伸工事として、本協議会が中心となって橋梁下部工事や道路建設工事を行っているところです。
 本協議会は、複数の工事が相互に関連する建設現場において、発注者と請負者及び請負業者間の安全施工に関する綿密な情報共有を図るとともに、非常時における臨機の処置を予め定める等の連絡体制を整えています。また、本協議会では、相互に協力して工事を安全かつ円滑に実施することやボランティア活動等や地域への貢献を行うなどを目的として様々な活動を行っています。
地域と密着した取り組み
 本協議会では、地域社会とのコミュニケーションを図り、工事への理解を深めてもらうため様々なイメージアップ活動を実施しています。
1)毎月の工事進捗・情報を作成し配布
2)各建設現場の毎月の進捗状況写真を掲示
3)周辺道路の一斉清掃
4)現場見学会の実施
5)各種イベントの開催
 地域と密着したイメージアップ活動を実施することにより、自ら工事の意義について認識を深め、地域の方から建設工事にご理解・ご協力をいただけるよう、一層努力していきたいと思います。
教育機関との連携
 新卒者の建設業への入職促進のため、インターンシップの推進を各請負業者が実施しています。対象は工業高校・農業高校・大学生で、現場での技術や知識の習得及び現場体験により、学習意欲の向上と職業意識への啓発、建設業の人材育成を図ることを目的として実施しています。短期間での現場実習ではありますが、建設業への魅力を感じてもらい、優秀な技術者の育成・確保に向け、努力していきたいと思います。
 最後に、今後も本協議会の皆さまと協力し、建設業へのイメージアップに努めて参ります。
地域住民を招いての現場見学会


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