建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2013年6月号〉

【ZOOM UP】

選手育成や競技力向上とカーリング普及発展の拠点施設を目指す

―― 観光振興・地域活性と国際大会も視野に通年型の施設整備

北見市 常呂町カーリングホール建設事業

外観完成イメージ

 北見市は平成23年3月に策定した「新北見市社会教育計画」に基づき、生涯スポーツ振興とスポーツ施設の整備事業を進めている。
 今回建設を進めている、常呂町カーリングホールは、昭和63年に国内初のカーリング専用ホールとして建設され、「カーリングのまち常呂」として全国に知られるようになった。
 1市3町の合併後も拠点となっているが、築25年が経過し、建物及び機械設備の老朽化が著しく、施設の狭隘などから利用者や各種大会時の様々なニーズに応えることが困難な状況になっていることから、国際規格に合わせた競技施設で、多くの人が利用できる通年型施設として移転改築を進めることになった。
 施設整備にあたり
(1)ジュニア教室や初心者教室、少年団活動やトップチームの合宿など、子どもから高齢者まで幅広い年齢層の市民が利用出来る生涯スポーツ振興の場として、また障がいのある方も使い易い施設となるよう配慮した施設
(2)優秀な選手やその指導者の強化育成などカーリング振興と、上位大会や国際大会を開催する施設
(3)省エネルギー化を図るとともに、自然エネルギー等の利用で自然環境にやさしい施設
(4)カーリングを通じた地域活性化のため、地域的特性や観光振興にも配慮した通年型施設
―の4点を基本に据えて建設を進めている。



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