建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2013年5月号〉

【ZOOM UP】

高齢者サポートや多世代交流で“地域活性の拠点施設”を目指す

―― 多目的ホールは地域特産品紹介や各種イベントを開催

奈井江町 交流プラザみなクル建設工事

外観完成イメージ

 奈井江町は子どもからお年寄りまでが気軽に立ち寄り、多世代が交流できる施設「奈井江町交流プラザみなクル」(2月21日施設名称決定)の建設を進めている。
 建設までの経緯は、平成23年度より町内の有識者とJA新砂川農協、奈井江町商工会の役員も参加する「高齢者支援ネットワーク懇話会」を設置し、高齢者が安心して暮らせるまちづくりの議論を進めた。その中で高齢者が気軽に出かけ交流できるサロン的な場所が必要との方向となった。さらに子育て世代の父母や若者も気軽に集い交流できる場として「交流サロン」施設建設構想となった。
 建設地はJR奈井江駅に近隣しており、文化交流拠点と位置づけ既存の「文化ホール」と対になる形で、多世代交流・生活支援拠点として、「交流エリア」と「活性化エリア」の2つの核と共通空間とで構成される。

施設構成

1.交流エリア

 町民のほか、町外からの勤労者や学生が気楽に利用することで多世代交流を図ることを目指す。また、隣接して幼児用のプレイルームを設け施設利用の父母の利便性にも配慮する。


2.活性化エリア

 各種の会議やイベント開催など多目的利用で地域の活性化を図ることを目指す。
 多目的ホールを中心に和室や厨房などの整備を行い、町内には無い「葬儀場」として使用もできるように配慮している。
 さらに、施設の顔となる屋外西面と南面には雁木空間を設け、夏場におけるイベント空間の一部として使用できる。
 2つのエリアと供用空間、屋外からの動線は全てユニバーサルデザイン化で健常者から障がい者まで気軽に利用できる施設とした。施設の完成は9月末を予定している。



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