建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2012年9月号〉

TOPICS

「下水道河川工事安全月間」に合わせ
事故・災害防止へ現場パトロールを強化

―― 所管工事の死亡災害ゼロ4395日続行中

札幌市建設局「下水道河川工事安全月間(8月1日-31日)」

 札幌市建設部下水道河川工事安全推進委員会(委員長:戸田敦管路担当部長)は2日(木)、8月月の「下水道河川工事安全月間(8月1日―31日)」に合わせ、所管工事170件の内、7個所の現場において全委員が2班体制で安全パトロールを実施した。
 午後、安全推進委員会は下水道庁舎内で、安全月間の取り組みとパトロール結果を発表した。
 最初に戸田部長は、8月は工事の最盛期や子供達の夏休み期間と重なる、さらに暑さによる事故・災害防止に向け喚起を促す重要な時期なることから「安全月間」における、現場の管理・指導体制の強化を図りたいとした。
 具体的には
@安全パトロールを週1回、月4~5回と監督指導を増やす
A事故防止、安全工事に向けた啓発文章配布と各現場等にポスター掲示を行う
B安全月間入りのカラー軍手の配布
―など推進委員会では、安全管理強化と事故ゼロを目指すとしている。
 また、パトロール結果・評価について、青鬼良一管路工事担当課長は「7件の現場採点は、最高点79.3点、最低点75.8点で平均点77.7点となり、7件の現場は「良」との評価した」との報告と現場の状況説明では看板設置、誘導対策、囲いなど良好で、熱中症対策では、地域住民に対しても看板で注意喚起を促す良好な現場もあった。だだ、一部現場で口頭指導をした所もあったとの報告があり、今後もパトロールの中で無事故、無災害に向け徹底していきたいとの点検報告がなされた。
 同局下水道河川部所管工事における死亡災害ゼロの連続記録は平成12年7月19日以来4395日間(8月2日現在)となっている。

▲「下水道河川工事安全月間」ポスター ▲配布軍手で工事安全を訴える


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