建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2012年8月号〉

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子育て支援や多様化する居住環境変化に対応

── 地域材を利用した木造住宅6棟20戸を新築

北海道建設部 岩内町道営住宅(栄夕陽ヶ丘団地)

▲外観完成イメージ

 道建設部は、「北海道公営住宅等安心居住推進方針」、「木造道営住宅設計指針」、「北海道子育て支援住宅推進方針」を踏まえ岩内町に道住栄夕陽ヶ丘団地の建設を進めている。
 整備にあたり、子どもからお年寄りまでの多くの人を対象に身体状況や家族構成等の変化に対応できるよう、在宅介護にも配慮した暮らしやすい部屋の広さ、移動の容易性といった基本性能を有する良好な居住環境づくりの実現を図るため、
 @安全で安心して暮らせる住宅
 A自立した生活がおくれる住宅
 Bいきいきとすこやかに暮らせる住宅
―の基本方針で進めた。
 また、木造住宅の整備として、資源環境として地域材を利用する。環境対策として、再生可能エネルギーや環境負荷低減を図る。基本性能として、低コストと高耐久・ロードメンテナンス、高断熱・高気密、ユニバーサルデザインなどの配慮をしている。
 一方、子育て支援としての住宅整備では、子育てのしやすい住宅の広さの確保、子どもの成長に対応できる柔軟性への配慮、子どもの住宅内における事故防止への配慮―などを基本にしている。
 住戸計画では、A棟〜F棟まで6棟、全20戸を建築する。2DK=4戸、2LDK=13戸(うち子育て4戸)、3LDK=3戸となっている。




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