建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2012年7月号〉

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中心市街地活性化と若い世代の子育て交流目指

──“北彩都あさひかわ地区”に9階建て、3棟150戸を建設

旭川市 (仮称)中心市街地団地1号棟新築工事


 旭川市が建設を進めている、(仮称)中心市街地団地は、現在旭川駅周辺で土地区画整理事業が進められている北彩都あさひかわ地区に位置し、中心市街地の活性化やまちなか居住の推進の観点から計画された市営住宅で、3棟150戸と子育て支援施設1棟からなる団地である。
 同団地の特徴は、若い世代が中心部に移り住み、子育て親子の相互交流などで新たな生活環境が創出され、まちの活性化効果がより一層期待されることから「子どもを生み育てやすい環境の充実」を基本理念にし、一般世帯向け住戸(高齢者・身障者世帯を含む)のほかに、子育て世帯が安全に安心して暮らせるよう、全体の約半数の専用入居枠を設けた“子育て世帯型住戸”となる。
 住棟計画では、主採光は主に南側とし東西に細長い敷地の西側に1号棟、北側に2号棟、3号棟を配置し、敷地中央に子育て支援施設や広場を配置して団地全体から見守れる設計とした。また、各建物をキャノピー等で結ぶことで降雪期の動線確保や歩車分離に配慮している。
 現在は1号棟の建設が進められており、平成25年6月完成予定となっている。今後の計画では平成24〜26年度に2号棟、平成26年度に子育て支援施設、平成27〜28年度には3号棟の建設を計画している。



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