建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2012年5月号〉

ZOOM UP

2012年 自治体企画

行政とまちづくり


◆ 北海道稚内市
◆ 北海道紋別市
◆ 北海道網走市
◆ 北海道北見市
◆ 北海道岩見沢市
◆ 北海道小清水町



北海道稚内市

稚内東中学校や宝来団地建設を継続

稚内市長 工藤 広


 稚内市の平成24年度予算は、一般会計で224億2千5百万円で、前年度比2.8%の減。特別会計と企業会計を含み総額では413億1千530万円の前年比0.4%の減となっている。
 主な事業としては稚内東中学校や公営住宅建設事業(宝来団地2号棟)を継続して進める。都市基盤整備としては稚内・宗谷港の整備事業(単独及び国直轄)や海岸保全事業を推進、新たに港湾計画の策定にも着手する。また稚内駅周辺地区市街地再開発事業は再開発ビル「キタカラ」に新たにグループホーム・高齢者賃貸住宅や飲食物販店、地域交流センターが整備され、4月末にグランドオープンとなる。
 安心・安全な農畜産物の供給を目指し、沼川北・南部地区畜産担い手育成総合整備、稚内地区道営草地や沼川地区の農道整備事業などを行う。生活路線の確保には栄2条通道路整備事業などのほか、単独地方道路整備事業を行う。さらには緑・富岡環状通街路整備事業に取り組む。
 一方、日ロ定期フェリーの運航を継続支援し、サハリンとの経済・友好交流を進める。

▲駅前再開発ビル「キタカラ」
↑上に戻る



北海道紋別市

活力と豊かさを未来につなぎ、魅力ある産業づくりを推進

紋別市長 宮川 良一


 紋別市の平成24年度予算は一般会計が152億4,498万2千円と前年度当初比0.8%増となり、特別会計と合わせた総額は、210億1,024万円で前年対比1.1%増となった。
 農林水産業費については、4億3,252万6千円を計上しており、農業では引き続き道営草地整備改良事業を実施し、JAオホーツクはまなす「ほ育・育成預託牧場建設事業」に補助するほか、沼の上地区農道整備を実施する。
 林業では、引き続き森林管理道弥生第2線の整備を進めるほか、林業専用道開設事業に着手する。また、認証材を活用する一般住宅建設に引き続き助成するなど、森林認証による地域おこしの取組を推進する。
 土木費については、25億6,676万6千円を計上しており、公営住宅については、本年度完了の大山団地建替事業のほか、上渚滑7丁目団地及び元紋別団地の実施設計に着手する。
 港湾整備事業では、本港地区の北波除提および北防波堤、港南地区防波堤の改良工事を進める。
 道路事業では、引き続き市道落石第47号線改良舗装、大山公営住宅関連市道整備、花園第7号線歩車道整備のほか、上渚滑地区等の道路街路灯改修事業を実施する。
 上下水道事業予算については、16億3,354万8千円を計上しており、上下水道事業では、引き続き、上水道老朽管の布設替えなど計画的な整備を進めるほか、上渚滑地区及び小向地区の配水管整備事業に着手する。
 また、下水道処理施設アクアセンター水処理施設及び汚泥処理棟の屋上防水等実施設計に着手するほか、施設の耐震対策の検討を進める。

▲ラベンダー畑と花サロン
↑上に戻る



北海道網走市

つくしヶ丘、潮見団地の建替基本計画策定

網走市長 水谷 洋一


 平成24年度予算は特別会計、企業会計を合わせて総額で353億5841万4000円で前年度当初比3.8%減となった。一般会計は、209億4846万4000円で5.9%の減額となった。
 モヨロ貝塚展示場、地域子育て支援センター、認定こども保育園などが完了したことから、普通建設事業費は前年比で大幅減となった。
 今年度は、継続事業のモヨロ貝塚史跡展示施設整備で1億1200万円の予算措置や給食施設整備と新規事業で市営住宅建替計画策定に入った。
 基幹水利施設管理事業で卯原内ダム、緑ダムなどの維持管理や道営土地改良事業関係費で担い手支援畑総網走東部、東網走、網走西、卯原内中央、網走南部東、網走南部西地区などの整備事業を進める。
 また、道路整備では、3・4・8西山通用地取得、移転補償、道路改良と市道整備、生活道路整備、歩道整備を図る一方、直轄港湾整備負担事業で南防建設、川筋地区物揚場整備を進めるほか、海岸施設整備で海岸町地区の護岸整備、モヨロ地区緑地整備や漁業関連施設整備で船揚場上架改良、物揚揚冷却滅菌施設整備などを推進する。
 網走市は「支え合い、安心して暮らせるまち」づくり目指し、地域福祉の充実、都市基盤の整備、農林・水産業・観光整備などを地域協働で推進している。

▲流氷原をゆく「おーろら」(流氷砕氷船)
↑上に戻る



北海道北見市

市民スケートリンク建設や市民会館大規模改修

北見市長 小谷 毎彦


 北見市の平成24年度予算は、総額は1049億1061万8000円で前年当初比1.1%の増額、一般会計は644億1000万円で0.9%の増額となった。
 一般会計のうち、総務費では市庁舎整備としてまちきた大通ビル耐震改修設計、市庁舎解体継続費等で約4億7000万を計上した。
 土木費は51億2320万8000円を計上、内継続事業の高栄団地建て替えで5億3491万5千円を計上している。
 生活道路改良舗装ほかで4億5000万円を計上。道路整備として、北見自治区の夕陽ヶ丘通道路、東7号道路、石北大通道路、高栄通道路ほか、端野自治区の端野町7号線を整備。留辺蘂自治区のおんねゆ温泉つつじ公園進入路、1条橋架け替えなど整備事業で7億4287万円を配分した。
 農林水産事業では公共牧場整備、土地改良事業、食料供給基盤強化特別対策事業などを重点の予算としている。
 教育費関連で継続事業の北見市民会館耐震・大規模改修で4億の予算措置、市民スケートリンク建設で3億3704万4千円や市民温水プール建設の実施設計予算を計上した。
 水道事業会計では、施設整備で広郷浄水場耐震補強、金華浄水場導水ポンプ更新、配水管布設、送配水管布設替えなどの事業に16億3565万円を予算計上している。

▲高栄団地
↑上に戻る



北海道岩見沢市

生涯学習センター整備はPFI事業で継続

岩見沢市長 渡辺 孝一


 岩見沢市の平成24年度予算は、総額で前年度当初比4.4%増額の891億4100万円。一般会計は同比5.7%増の485億円となった。
 今年度は、教育部予算として、学校給食共同調理所運営で6億52万8千円、岩見沢小校舎等改築2ヶ年事業の2年目として1億1129万4千円、第一小校舎、屋体改築2ヶ年事業の1年目で3691万1千円の予算を計上したほか継続事業の生涯学習センター整備をPFI事業として行う。
 建設部予算として除排雪で7億9117万9千円、道路新設改良で北2線ほか14主要路線ほか46路線の側溝整備、防じん処理などで21億1900万円の予算措置を行っている。また、いわみざわ公園バラ園再整備、美鳩団地の耐震改修、長寿命化事業を継続や北5条団地設計などの事業を進める。
 環境部予算としてごみ処理対策で8億72万8千円を計上したほか、最終処分場延命対策も進める。さらに、新ごみ処分場建設と実施設計に入る。
 下水道事業では、汚水管渠整備として汚水桝整備45カ所、雨水管渠整備などに11億2850万円の予算措置を行っている。
 一方、経済部予算では商工金融円滑化対策で7億4804万3千円を計上し新分野進出などの助成や中心市街地活性化対策で「中心市街地活性化基本計画」作成や空き店舗、空き家対策などを積極的に推進し経済活性化を図る。

▲日の出台団地
↑上に戻る



北海道小清水町

特養老人ホーム「愛寿苑」の基本設計に着手

小清水町長 林 直 樹


 小清水町の平成24年度予算は、総額76億4954万6000円で前年度対比6.2%増額となった。一般会計は前年度当初比7.9%増の57億30万円に、統合小校舎建設の継続予算措置をしたことから普通建設事業は12.5%増の20億1103万8000円の計上となった。
 今年度の主要事業としては、教育費関係で23年度から継続の統合小学校校舎整備事業と給食センター施設整備が中心となる。
 また、民生事業で特養老人ホーム愛寿苑改築の基本設計やふれあいセンター、高齢者生活福祉センターの施設改修を行う。
 土木費予算では19線道路の舗装292m、用地確定測量550mや舗装改良で小清水市街南団地第1通、小清水市街22線東仲北通、共和第2地区、農道整備特対共和地区の舗装整備を進める。農道保全対策でも舗装、路盤再生を推進。さらに橋梁長寿命化で66橋の修繕計画策定や町道実施設計に入る。
 農業水産業予算でTMRセンター建設費8492万1千円を計上、飼料調製庫、移動式ミキサーなどの整備事業を行う。また、農業者トレーニングセンターの設備設置・改修整備事業も進める。

▲ハイランド小清水725(屈斜路湖を一望するパノラマビューポイント)
↑上に戻る



HOME