建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2012年2月号〉

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健康危機から都民を守る

――未知の感染症などに即応

東京都 健康安全研究センター新棟整備工事計画

▲外観完成イメージ

東京都は、健康危機発生を未然に防止するとともに、危機発生時の被害拡大を抑え、都民の健康を守る体制を強化するため、東京都健康安全研究センター新棟整備基本計画を策定し、建設に着手している。近年は新型インフルエンザやO-157による大規模食中毒の発生など、都民の生命と健康を脅かす様々な事態の発生が懸念されているため、同センターを様々な健康危機に対し迅速かつ機動的に対処する技術的拠点として、健康危機から都民を守る拠点施設とする考えだ。
 また、関係機関と連携し、健康被害情報を収集・分析・発信する情報拠点としても機能させるほか、健康危機発生を未然に防止するための調査研究、試験検査、監視指導を一体的に行う。
 そして、安全性の確保を最優先した施設・設備と、高度かつ迅速な試験検査が可能な設備を備え、24時間365日の健康危機管理に対応可能な施設とし、施設セキュリティを強化する。施設設計に当たっては、省資源・省エネルギー、周辺環境との調和を実現したものとなっている。



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