建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2011年5月号〉

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子育て支援とコミュニティーの形成

―― 3ヶ年計画で3棟、全68戸を建設

北海道建設部　網走市道営住宅(仮称・網走中央団地A)

▲網走市道営住宅(仮称・網走中央団地A)　パース

　道建設部は、「北海道営住宅設計指針」に基づき�@環境と共生した魅力ある住環境の創出�Aお互いを支える、地域社会を支えるコミュニティーの形成�Bユニバーサルデザインの視点に立った住環境の整備―を基本方針に高齢者等が安心して暮らせる団地「（仮称）網走中央団地」の建設を進めている。
　設計・建築にあたっては、「災害や事故など危険につながらないこと、防犯や緊急時の対応など安心できること」を基本に、使い勝手の良さ、入居者間や地域とのコミュニケーションなど快適に暮らせる団地形成を視点にしている。
　また、子育てのしやすさに配慮した住宅の広さ確保や子供の成長に対応できる柔軟性を持たせる住宅など“子育て支援”仕様としている。
　配置計画では、A棟とB棟の一部には、1階に子育て支援住宅を配置し、子育て支援環境の充実を図る。2階とB棟、C棟には、一般世帯・高齢者世帯に向けた2DK、2LDKの住戸を整備する。
　また、各住棟から広場へのアクセス通路を設け、他世代交流の場を実現し、バランスのとれたコミュニティーを形成する。
　住棟計画として、構造は外断熱2階建て壁式構造を採用した。
　住戸計画で、子育て世帯対応住宅は(2LDK：58.50�u)物入れに可動家具を採用し、こどもの成長に対応出来る構造としている。
　建設年度は、A棟：平成23年、B棟：平成24年、C棟：平成25年の予定で建設を進める。