建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2011年5月号〉

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利用者の利便性と業務の効率化を図る

北海道開発局営繕計画課 札幌東公共職業安定所庁舎


▲札幌東公共職業安定所庁舎 パース


事業概要
 札幌東公共職業安定所は、札幌市内のうち豊平区、白石区、厚別区、清田区と北広島市を管轄し、利用者が道内一多い施設となっている。新たなセーフティネットの拡充などから利用者数が急増しており、相談窓口の増設等による庁舎の狭隘化が著しい状況となっている。また、現在の庁舎は、昭和49年度建築で、築後37年が経過しており、経年による劣化も進んでいる状況であることから、庁舎の建て替えにより業務の効率化及び行政サービスと利用者の利便性の向上を図るものである。

設計コンセプト
周辺地域と調和した施設づくり
・建物ボリュームを分節する立面計画とし周辺への圧迫感を低減する。
・駐車台数を最大限確保可能な配置計画とし周辺道路の混雑を回避した。
使いやすい施設づくり
・来庁者用エントランス、階段、EV近くに総合案内、サインを設け各窓口へのアクセスを容易にした。
・来庁者動線と職員動線を明快に区分し、分かりやすい動線にする。
長く利用される施設づくり
・外断熱工法の採用により躯体の長寿命化を図る。
・レイアウト変更に対応容易な間仕切壁、空調設備とした。
環境にやさしい施設づくり
・自然採光、太陽光発電など自然エネルギーを有効に活用する。
・外断熱工法の採用により断熱性能を向上させ、冷暖房によるCO2の排出量削減を図る。



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