建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2011年3月号〉

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最先端の研究成果を発信し都民に還元できる拠点研究所が竣工

――「神経科学総研」「精神医学総研」「臨床医学総研」を統合しノウハウを結集

東京都　東京都医学総合研究所

▲東京都医学総合研究所　外観パース

　東京都は神経科学総合研究所と精神医学総合研究所、臨床医学総合研究所を統合した「東京都医学総合研究所」の整備を進めており、この2月に竣工した。これまでは、各研究所が保健、医療、福祉を支える生命科学的基盤として、都立病院や行政機関と連携しつつ医療や保健水準の向上に資する研究を個別に担ってきたが、近年の生命化学の進展に伴い医学研究への期待が高まる一方で、行財政改革の推進という環境条件の変化も踏まえ、これらの研究所を統合し、個別に構築されてきた研究成果やノウハウを結集して、より高い研究成果を都民に還元していく体制整備を進めてきた。
　整備にあたっては、一体的な施設として機能するゾーニングと周辺環境との調和、防犯、セキュリティー、耐震性、耐火性、災害時のライフライン確保など、高レベルの安全、安心に留意して計画・施工された。