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▲完成予想図 |
奈良県郡山土木事務所は、大門ダムの建設を進めている。このダムは、信貴山のふもとを流れる一級河川の大和川水系実盛川下流域に位置する三郷町の治水と利水を確保するために計画された。
機能は計画高水量16m3/秒のうち10m3/秒の洪水調節を行うことで、実盛川沿川地域の水害を防止する。また、実盛川下流域の河川環境を保全するため、大和川合流点付近で350m3/日の流量を維持する。さらには、三郷町の水資源として、実盛川流水をダムに貯留し、約290m3/日の上水道用水を供給する。
ダム形式は重力式コンクリートダムで、規模は提高35.4m、提頂の長さが122m、提体積は28,000m3となる。工事は22年に掘削工を終了し、現在はいよいよ本体打設に着手している。
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