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▲宮城県角田高等学校 パース |
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宮城県教育委員会は、建築後45年以上が経過し、老朽化の進んでいた角田高校の改築を進めている。経年劣化に伴い老朽化している校舎を改築することにより、良好な教育環境を確保するとともに、生徒・教職員等の安全・安心を確保するのが目的で、計画では昭和39年に建築された西校舎棟(管理教室棟)を改築するとともに、男女共学化に併せて平成17年に整備した東校舎棟(管理教室棟)の内部改修を行うことにしている。
設計にあたっては、「臥牛が丘」(角田高校が設置されている角田城跡の俗称)の自然環境を生かした誇りえる学校とするコンセプトで、高台に建つことでの校舎のシンボル的要素、採光・通風の優位性、多数の既存樹木に囲まれた落ち着きのある環境の豊かさの享受などに配慮している。
地域のランドマークとしてのシンボル性を意識して、既設校舎とのバランスや景観などに考慮した。また、機能性と教育環境の変化に対応した校舎とするため、明快なプランニング・フレキシビリティのある間取りを採り入れた。そして、快適な教育(学習・生活)環境の校舎とすべく、シックハウス対応と十分な採光や通風を確保し、安全性を考慮した校舎として、ユニバーサルデザインや耐震性等も十分に確保した。
メンテナンスにおいては、ライフサイクルコストの縮減を実現すため、自然エネルギーの活用と高効率照明器具等の省エネ機器を採用した。そして、維持管理・保全が容易な校舎を目指し、耐久性への配慮・汎用品の採用・メンテナンス性に考慮した。
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