建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2010年11月号〉

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地域の安心・安全と防災機能強化を目指す

――合併時の懸案「八雲町消防本部庁舎建設工事」がスタート

北海道 八雲町 八雲町消防本部庁舎建設事業


▲八雲町消防庁舎 パース

 平成17年10月八雲町と熊石町の合併により新八雲町が誕生、日本海と太平洋に面することから「二海郡・八雲町」となった。
 基幹産業の農業・漁業を中心に道南北部の中心都市を目指している。
 同町は、合併時より懸案であった「消防本部庁舎建設事業」に着手した。現消防本部庁舎は昭和42年建設で建物の老朽化が進み、さらに耐震化問題や消防設備施設の充実、地域防災強化の観点から“新消防庁舎建設事業”を推進することになった。
 建設地は、札幌―函館を結ぶ幹線道路国道5号線と道道八雲北檜山線が交差する地点。周辺は大型ショッピング店が集中する地域となっている。また、道央自動車道が整備され八雲・落部インターチエンジの完成で交通量も年々増加している地域でもある。

施設について
 建物は、2階建(一部3階建)で1階は事務室、通信・指令室を中心に電気・機械・発電機室など主要な設備関係を配置している。また、車輛庫は救急車、タンク車などの十分な収納スペースを確保している。
 2階は会議室、訓練トレーニング・実習室などのスペースを確保するとともに、分団待機室を設けている。  新庁舎建設で、八雲・熊石地区の防災の拠点として、署員の訓練充実・向上や機能性を高め広範囲な活動を推進し、地域住民の安心・安全に向けた取り組みを強化する。
 新消防本部庁舎完成は23年9月末で、10月より新庁舎での業務に入る予定。


建物概要
建設地:二海郡八雲町内浦町191-1・237-22・240-16 
<庁舎>
構造:RC造2階建
延床面積:2,099.62u
 (1階1,414.73u 2階637.95u PH1階16.44u PH2階30.50u)
<補助訓練塔>
構造:S造3階建
延床面積:255.87u
 (1階101.50u 2階38.50u 3階100.00u PH階15.87u)


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