建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2010年8月号〉

企業リポート

NETIS登録「ノップキャリー工法」の採用で評価アップ

―― 型枠大工と鉄筋工を集約した作工部を新設

大北土建工業株式会社

 大北土建工業(株)は、昭和19年4月に建築施工を主業務として創業した老舗で、今年で67年目を迎える。昭和20年代後半からは農業土木を中心に、道路、河川、治山工事など、土木施工を主体に全道一円で実績を残してきた。現在は、舗装工事会社且R伏パコム、機械施工会社潟^イコウなど、7社の企業グループへと成長し、その中心企業となっている。
 創業以来の理念は『心くばり』で、厳しい経営環境にあっても地域密着型の企業群として地域経済や雇用を支え、ボランティア活動やイベントなどへの積極的な参加を通じて、地域に不可欠の企業群として認知されている。平成11年にISO9001の認証を取得し、この技術基準に基づく品質向上と、作業の安全性を確保しつつ効率化を図り、時間密度を高める努力が認められ、発注官庁や元請け企業から高い評価を受けている。
 平成2年にはコンクリート構造物や橋梁にかかわる型枠大工と鉄筋工を集約し、作工部を社内組織として新設。自社受注物件のほか、大手ゼネコンや橋梁メーカーから年間5億円程度の工事を受注・施工している。
 また、国交省所管のデータベース・新技術情報システムNETISに登録されているノップキャリー工法(登録番号CG-070017-A)を採用したことで、総合評価方式の入札制度においても有利な提案が可能となり、施工評価のアップにもつながっている。同社としては、今後とも元請各社に当工法の採用を提案するなど、積極導入を促していく方針である。

大北土建工業株式会社
 富良野市本町8番1号  TEL 0167-23-1111

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