建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2010年7月号〉

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多世代が安心して暮らせる“まちなか団地”建設

――利便性と快適な居住空間31戸を新築

北海道建設部　中標津町道営住宅(さかえ団地)新築工事

▲中標津町道営住宅(さかえ団地)パース

　北海道建設部は、中標津町の中心部に多世代が安心して暮らせる公営住宅「さかえ団地」の建設を進めている。
　団地計画の基本方針は、子どもからお年寄りまで多くの人を対象に身体状況や家族構成等の変化などに対応できるように、在宅介護にも配慮し暮らしやすい部屋の広さと移動しやすい居住環境づくりの実現などを視点に�@安心で安全して暮らせる住宅�A自立した生活がおくれる住宅�Bいきいきとすこやかに暮らせる住宅―を目指している。
　建設地周辺は、道道中標津空港線で中心部や町立病院方面の産業・観光の主要幹線道路で交通量が多いところ。建設地は中標津町の中心部の「まちなか居住推進ゾーン(商業地域)」に面し、「中高層住宅供給推進ゾーン」の中に位置している。スーパーや金融機関など利便施設や町役場、図書館など公共施設が1�q圏内に存在しまた、中標津総合保険センターや中標津病院が近距離にある。敷地に近接し標津川旧河川敷敷地を利用した“丸山公園”などもあり、緑豊かな暮らしやすい環境にある。
　住棟計画では、住棟は1フロアー8戸を配置したＬ型の廊下型タイプを採用し、住棟へ組込みのまちなか拠点施設として集会所を設置した。住戸の日照確保、家族構成の違いによる音環境など入居者間のトラブルにも配慮している。また、廊下は明るく開放的、死角が生じないような平面及び窓位置に配慮、住戸玄関前は扉の開閉などのためにアールコープを設置した。ほかに廊下幅員は手すり間有効幅員の確保など安全で暮らしやすい団地形成を進めている。