建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2010年5月号〉

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2010年 自治体企画

行政とまちづくり


◆ 北海道岩見沢市
◆ 北海道稚内市
◆ 北海道紋別市
◆ 北海道えりも町
◆ 北海道北見市
◆ 北海道小清水町
◆ 北海道網走市


▲紋別市 ガリンコ号とオホーツクタワー





北海道岩見沢市

北1条団地(50戸)を新築、日の出台団地40戸は継続

岩見沢市長 渡辺 孝一
▲水道管付設


 岩見沢市の平成22年度予算は、総額で前年度当初比3.4%減少の827億6,900万円。一般会計は同比4.8%減の440億円となった。
 今年度は、新規着工の(仮称)北1条団地新築事業費として5階建て50戸を2ヶ年計画で建設するほか、市住建設で日の出台団地5階建て40戸の継続事業を進める。
 主要事業の建設部関係では、道路新設改良事業として本年度は20億4,600万円を計上し、北2線ほか14主要路線、そのほか54路線、側溝整備、防じん処理を進める。また、除排雪事業費に8億1,342万円を計上。昨年並みの予算措置をした。
 教育部予算では、岩見沢小校舎・屋体耐震調査、東小屋体耐震調査が中心。ほかに北村中の改築工事等を行う。
 水道事業では、送水管整備75-400o×2,018m、配水管整備事50-600o×9,281mや上志文地区・上幌地区増圧ポンプ室設置などで8億1,534万円を計上した。ライフラインの安全・安心対策を進める。
 一方、下水道事業では、汚水管渠整備として単独汚水桝整備70ヵ所、雨水管渠整備などに7億720万円の予算措置を行っている。
 その他、駅前通整備促進やまちづくり推進として、合併に伴う都市計画マスタープラン・緑の基本計画再編事業に取り組む。

▲日の出台団地
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北海道稚内市

宝来団地2号棟着工、駅周辺シューター整備も

稚内市長 横田 耕一


 稚内市の2010年度予算は、総額404億8,260万円で昨年当初予算比1%減となった。うち一般会計は220億2,500万円(前年比1.6%増)うち普通建設事業費は30億6,000万(同21.6%増)を計上している。
 主な事業計画として宝来団地2号棟建設(1棟・40戸・10階)。地上デジタル放送設備更新、放送中継局等の建設を進める。稚内駅周辺道路整備事業で稚内駅周辺シェルターなど着工。稚内港改修直轄事業で第1副港防波堤、岸壁整備、宗谷港改修直轄事業で本港地区防波堤整備や稚内港港湾環境整備事業調査設計等に着手する。
 また、環境問題への取り組みとして、PFI事業による廃棄物生ごみ中間処理施設等の購入費5億6,565万円を計上している。
 教育関係で学校整備事業として稚内東中改築に向け実施設計に入るほか、給食センター食缶洗浄機更新を図る。

▲稚内市街地 ▲稚内市シンボルマーク
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北海道紋別市

環境と産業の融和、交流拡大を推進

紋別市長 宮川 良一


 紋別市の平成22年度予算では一般会計が152億1,043万7,000円と前年度当初比4.0%増となり、特別会計と合わせた総額は、207億0,730万円で前年対比3.6%予算となった。
 主な事業として、農業では、JAオホーツクはまなす「ほ育・育成預託牧場建設事業」が完成を迎えるほか、引き続き道営草地整備改良事業、郊外集乳路線に係る農道整備事業に収り組む。
 林業では、森林管理道弥生第2線の整備を進めるほか、森林認証材の地元消費促進のため、認証材を活用する一般住宅建設に対する助成を新たに実施する。
 水産業では、紋別港港町地区における港内浄化施設整備事業の促進を図る。
 生活環境分野では、新たに市道落石47号線改良舗装を行うほか、市営大山団地建設、まちなか歩道整備事粟などに引き続き取り組む。また、元新1号川など市内小河川の氾濫防止に取り組むほか上水道老朽管の布設替え、下水道処理施設アクアセンターの脱臭施設などの計画的な整備を行う。
 その他、オホーツクの新鮮な食材や豊かな自然環境を生かし、移住促進、合宿誘致など交流人口拡大に向けた事業を展開する。

▲ガリンコ号とオホーツクタワー
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北海道えりも町

新規事業で高齢者福祉寮を建設

えりも町長 岩本 溥叙


 えりも町の2010年度予算は、総額は66億9,950万円で前年度当初予算比2.5%減となった。うち一般会計は前年度当初比3%減の45億8,000万円で普通建設事業費は7億3,720万円で23.7%の減額となった。
 新規事業は水産振興事業で、アベヤキ川河口周辺磯根漁場保安設計及び導流堤工事や高齢者福祉寮建設(W造、平屋、延べ390u、6室)に着工する。
 継続事業としては、09年より実施している地上デジタル放送の対応で沢町中継所改修などを進める。ほか、海岸保全事業で、護岸かさ上げ68m、えりも港海岸擁壁鉄はしご補修や水域環境保全創造事業で、漁場造成の施設整備えを推進する。
 一方、道路新設改良として、焼別折別線改良舗装用測、焼別折別線改良舗装、臨時地方道整備を進める。

▲えりもアクセス ▲雄大な景観のえりも岬
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北海道北見市

生活主要道路整備と高栄団地建て替え

北見市長 小谷 毎彦


 北見市の平成22年度予算は、総額は995億9,099万7,000円で前年当初比3.1%減。一般会計は608億8,800万円で0.2%の増額となった。
 一般会計のうち、普通建設事業費は前年度が端野中改築(校舎、給食室、屋内運動場整備ほか)の大型事業を盛り込んだことから30%の大幅な減額となった。
 土木費は48億8,621万円の内、道路整備事業費として、北見自治区=夕陽ヶ丘通道路、北3線道路、西1丁目道路、高栄通道路、東陵町25線道路。端野自治区=174号線道路、302号線道路、7号線道路、249号線道路。常呂自治区=南町11号道路。留辺蘂自治区=左岸道路、2条橋、1条橋、おんねゆ温泉つつじ公園進入路の整備事業で総額12億1,921万余を配分した。また、建設事業として、高栄団地建て替え、東岡地区C団地建設に6億1,047万を計上した。
 また、除雪関連委託、除雪機械購入等にも配慮している。
 農林水産事業として、旧北見競馬場施設景観整備や森林整備推進対策で植栽、下刈り、除間伐等の支援事業を推進する。オホーツク木育拠点づくり事業として“オホーツク木育ブランド形成や木製ペレット製造、低コスト化検証。さらに、木質バイオマスエネルギー利活用の調査など新規に行う。
 水道事業会計では、広郷浄水場緊急整備事業が完了したことから前年比10.1%の減額になった。この内、施設整備として原水・浄水施設整備、送配水施設整備、導水管、送水管、配水管、消火栓新設2基の整備事業に13億315万円を計上している。

▲高栄団地
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北海道小清水町

小学校統合校舎の実施設計に着手

小清水町長 林 直樹


 小清水町の平成22年度予算は、一般会計が前年度当初予算比22.4%増の48億400万円、6特別会計を含む総額で13.2%増の67億5,493万1千円となった。
 普通建設事業費は前年度当初予算比200.0%増で、主要事業として、新規事業では小学校の再編に向け統合校舎の実施設計に着手するほか、小清水保育所省エネ化改修、町有牧野舎飼施設整備、住宅の改修・解体費用の助成を行う地域経済活性化事業等を推進する。
 また、道路関係では22線西第2仲通り及び19線道路(交付金)、22線西第1仲通り及び小清水市街東第8仲通り(地特)、倉栄中央地区農道整備のほか、町単独事業では小清水市街東第2裏通り改修や中学学園通り、高校学園通りの表層改修などを進める。

▲ハイランド小清水725(屈斜路湖を一望するパノラマビューポイント)
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北海道網走市

文化財・モヨロ貝塚史跡整備事業の実施設計

網走市長 大場 脩


 網走市の平成22年度予算は、総額363億151万3,000円で前年度当初0.9%減となった。うち一般会計は、222億83万4,000円で0.5%減少となった。その内普通建設事業費は20億8,903万3,000円となっている。
 新規事業としては、モヨロ貝塚整備実施設計に3,000万円を計上。ほか地域子育て支援センター増設実施設計や高齢者福祉施設整備として認知症高齢者グループホーム開設準備補助事業など“地域福祉事業”に重点を置いている。
 継続事業で八坂火葬場建設事業を進める。また、生活環境事業では、上水道事業施設整備で配水管布設、導水管防護、配水施設補修、水源地整備などを進める。生活排水処理事業として、下水道補助で天都山公住線汚水管布設、浄化センター機器更新や下水道単独で枝線汚水管布設、公共桝設置など行う。
 網走市は、「支え合い、安心して暮らせるまち」として地域福祉の充実、「快適で調和のとれたまち」として都市基盤の整備、「にぎわいと活気にあふれるまち」として農林・水産業推進。さらに、地域協働でのまちづくりを進める。

▲冬のオホーツク海 ▲流氷原をゆく おーろら(流氷砕氷船)
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