建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2010年4月号〉

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地域産物を食材に栄養バランスの摂れた給食提供

――「食育」をテーマに事業活動を推進

寿都町 (仮称)寿都町食育センター整備事業


▲(仮称)寿都町食育センター 完成予定パース


 寿都町では、昭和55年に建設された給食センターが、築後29年を経過し、施設が老朽化したことから、(仮称)寿都町食育センター建設整備事業を進めている。なお、このセンターは“こどもふれあいセンター”(隣接・建設中)とともに、カラマツなど地域材を活用した施設として建設されている。
 現在の給食センターは小・中学校へ約280食の給食を提供しているが、建設後は、地域の特産物を使用した栄養的にもバランスの摂れた給食を小・中学校一貫して提供する。
 今後は、“こどもふれあいセンター”を核として「木育」をテーマに、自然環境活動等を推進し、“食育センター”を核に「食育」をテーマにし、見学者の受け入れや、食育に関する展示室を設けて、一年を通し誰もが気軽に「食育」について学べる場とするなど、建設中の二つのセンターの連携を図りながら地域産業活性化・自然環境に配慮した、まちのシンボル的施設として活用をすることにしている。

食育センターの運用について
1. (仮称)寿都町食育センター設置条例、及び、管理・運営に関する規則を整備し、「食育の拠点」として、各団体の活動を行い、食育を学ぶ施設とする。
2. 各団体等と連携し、二つのセンターを活用した新たな活動に取り組み、「食育」・「木育」について各方面へ発信していく。
3. 主な事業として、各種交流会・子育てサークル食育教室・寿大学食育教室・寿都町食生活改善推進協議会等が活動を行っていく。
  また、施設パンフレット作成やインターネットを活用したPR活動も進めていく。


事業概要
建設場所:寿都郡寿都町字六条町
建物構造:木造 平屋建て
建築工法:カラマツの集成材とI 
       型梁のハイブリッド工法
床 面 積:563.20u
使用材木:140m3 うち地域材130m3(主にカラマツ)
室  数:調理場 1、見学室 1、展示室 1


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