建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2010年1月号〉

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高機能で多機能な学習環境と地域に開かれた学校づくり

――10KWの太陽光発電設置で自然環境教育

釧路市 釧路市立湖畔小学校

▲釧路市立湖畔小学校パース

 釧路市立湖畔小学校は、釧路市の中心部から約3km東の丘陵地帯に位置しており、周辺は、閑静な住宅に囲まれており、緑豊かな良好な環境である。
 古くは、大正7年10月に『湖畔尋常小学校』として開校し、現在の校舎は、昭和38年に建設され、昭和42年と昭和50年には児童の増加に伴い増築されており、平成20年11月には、開校90周年記念式典が挙行された歴史のある学校である。
 しかし、築後45年を経過したことによる老朽化、3回にわたる大地震による損傷もはげしく、健全な教育環境の維持が困難となったため、改築することとなったものである。
 第1期工事である体育館棟の施設内容については、702.6uのアリーナの他に、ステージ、放送室、控室、器具庫、ミーテイングルーム、シャワールーム、便所、給湯室、機械室、消化ポンプ室、風除室、昇降口のほか、防災備蓄庫が整備されている。
 地域環境に配慮した学校にするため、自然に親しみながら環境教育の向上につながる施設とするため、容量が10KWの太陽光発電も設置される。(多結晶シリコン太陽電池1.318m × 1.004mが56枚)
 また、学校開放等を積極的に行うとともに、災害時の一時避難場所として、防災機能の充実を図るものである。
 改築に当たっての学校が目指している施設づくりは、@高機能で多機能な学習環境の整備A健康的かつ安全で快適な施設環境B地域に開かれた学校づくりである。

湖畔小学校概要
建設場所:釧路市武佐2丁目4-425のうち、4-426、40-103
敷地面積:23,426u
工事期間:平成21年5月8日〜平成22年3月26日竣工予定
第1期工事体育館棟
 構  造:鉄筋コンクリート造一部鉄骨鉄筋コンクリート造平屋建
 延床面積:約1,269u
第2期工事校舎棟
 構  造:鉄筋コンクリート造3階建
 延床面積:約5,508u
全体面積:約6,777u



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