建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2010年1月号〉

建設業新分野進出企業

日本一の豆のまち北海道本別町
ビーンズタウンからくり豆を原料とした甘納豆を開発

――土木工事の中堅企業・野田組が健康食品事業に参入

株式会社 野田組

▲研究開発中の「ぽんとぺんぺ」甘納豆	▲本別産くり豆と甘納豆

▲本別くり豆本舗のホームページ

　北海道本別町の建設会社である�竃�田組が、新分野進出事業として甘納豆や羊羹などの和菓子「ぽんとぺんぺ」の製造販売に乗り出している。
　これは北海道の策定した「北海道建設産業支援プラン」に基づく「新分野進出等事業家計画」の二次募集で認定された事業で、穀倉地帯である十勝の中でも、世界的にトップクラスの品質が評価される本別産の豆を生かし、健康的で美味しい和菓子のブランドを作り上げていくのが狙いだ。
　大豆などの豆類は、低コレステロールで必須アミノ酸をバランスよく含んでいるが、とりわけ一日の寒暖差が激しい本別町で生産される豆は、糖分が豊富で甘く、味わいの深さが評価されている。開拓100年の歴史とともに歩んできた豆作りの賜でもあり、町全体が「日本一の豆の町」として地域作りに取り組んでいる。
　こうした情勢を背景に、野田組は「本別くり豆本舗」を設立し、「安全・安心を買う＝高級志向」、「あったかさ、食欲をかき立てる季節＝秋の紅葉をイメージさせるもの」をデザインコンセプトとして、くり豆、白花豆、小豆、えんどう豆の甘納豆「ぽんとぺんぺ」の製造・販売に着手した。5個入りパックは1,000円より。その他、詰め合わせセットは2,500円より。今後はモナカや羊羹の商品化も目指しており、品揃えを充実させていく方針だ。