建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2009年5月号〉

Town Report

北海道稚内市

稚内駅前周辺再開発事業が本格化手

稚内市長 横田 耕一

 稚内市の平成21年度予算は、総額408億7,110万円で前年度対比4.9%減となった。うち一般会計は、216億7,000万円(同9.1%減)となっている。
 主な建設事業として、24年度完成に向けた稚内駅周辺の市街地再開発事業が本格化するのをはじめ、都市間交通の基盤整備として、稚内港や稚内空港の整備事業を進める。また、住宅関係では、継続事業のはまなす団地をはじめとする老朽化が著しい市営住宅の改善に取り組むほか、宝来団地建設に向けた実施設計に着手する。
 その他では、稚内東中学校の校舎改築に向けた基本設計・地質調査開始。さらに、稚内港・宗谷港改修直轄負担金事業として、中央ふ頭の岸壁・港湾施設用地、第1副港防波堤・岸壁。本港地区では防波堤・道路整備事業を進める。

▲稚内市街地 ▲稚内市シンボルマーク


北海道紋別市

農・水産業の基盤整備と交流拡大を推進

紋別市長 宮川 良一

 紋別市の平成21年度予算では一般会計が146億2,358万9,000円と前年度当初比1.1%減となり、特別会計を合わせた総額は、202億7,898万円で前年対比△1.6%予算となった。
 主な事業は、農業ではJAオホーツクはまなす保育・育成預託広域牧場の整備に対する支援、はまなす第1・第2地区の草地整備造成事業を進める。水産業では港町地区の物揚場改良工事が完成を迎えるほか、屋根付防風施設や港内浄化施設の整備充実や本港地区・港南地区の防波堤等の整備を図る。
 道路事業では、北浜第1号線完了のほか潮見第8号線及び緑町第10号線の道路改良など市街地の道路・舗道改修を進める。河川事業では、元新1号川の水路工事の完成と渚滑元新川の護岸整備を実施する。
 その他では、真砂地区の護岸整備や川向地区、元紋別地区、小向地区での海岸浸食などの海岸保全対策に取り組む。また、オホーツクの新鮮な食材や豊かな自然環境を生かしながら、移住促進、合宿誘致、観光誘客など、人・モノ・情報などが行き交う活気ある街づくりを展開する。

▲紋別市全景


北海道網走市

生活環境の整備推進、新火葬場の実施計画に入る

網走市長 大場 脩

 網走市の平成21年度予算は、総額366億3,872万4,000円で前年度比1.5%増となった。うち一般会計は、223億2,194万円で3.7%増となったが、長期債の借り換えを除くと実質的に前年比3.9%減になっている。
 建設事業は、みなと観光交流施設建設などが完了したことから前年比で36%減となった。
 主な事業は、拡充事業でみなと観光交流施設駐車場舗装と照明の整備。継続事業で海岸町防波護岸工事、市道照明設置工事等の事業を進める。また、新規事業でモヨロ地区の緑地整備のほか新火葬場建設の実施設計にはいる。その他、下水道補助事業として若草団地汚水管渠布設、つくしヶ丘ポンプ場改築工事などの施設整備。水道施設整備も推進する。
 網走市は、「支え合い、安心して暮らせるまち」として地域福祉の充実、「快適で調和のとれたまち」として都市基盤の整備、「にぎわいと活気にあふれるまち」として農・水産・観光業の推進、さらに協働のまちづくりを進める。

▲冬のオホーツク海 ▲流氷原をゆく おーろら(流氷砕氷船)

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