建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2009年4月号〉

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北の大地の福祉都市を目指して国保病院を改築

――築30年の老朽病院の部分改修に限界

木古内町 木古内町国保病院


▲国民健康保険病院 イメージ

 道南の木古内町で、国保病院の改築工事が始まった。既存の病院は築後30年が経過しているため老朽化が著しく、早急な改築が望まれていたが、厳しい財政状況のため部分的な改修を繰り返して対応してきた。しかし、改修費がかさむようになり、また高齢者や障害者のためのバリアフリー化も求められることから、本格的な全面改築に踏み切った。
 当初の構想では4階建て110床として計画されたが、人口減などを考慮し、3階建て99床の規模で設計された。施設は診療を行う病院棟と、ボイラーなどの空調設備を設置する機械棟の2棟建てとなる。診療科目は内科、外科、整形外科、小児科、眼科、耳鼻科、歯科、婦人科の8科体制となり、さらに人工透析設備も導入する。
 建設地は既存病院の隣接地で、駐車場のスペースは2,365u。工事は20年12月から着手され、22年5月にオープンする予定。


木古内町国保病院改築工事 概要
所在地:木古内町字本町710番地
敷地面積:7,311u(病院敷地 4,311u・駐車場敷地 2,365u)
構造・規模:鉄筋コンクリート4階建
延べ面積:7,553u
工事工期:平成20年12月2日〜平成22年3月20日


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