建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2009年2月号〉

年頭所感

地域と連携・協働し地域プロジェクトを推進

国土交通省北海道開発局小樽開発建設部 部長 相馬 和則

 新年明けましておめでとうございます。
 皆様におかれましては輝かしい新春を迎えられましたことと、心からお慶び申し上げます。 
 また、日頃から小樽開発建設部の事業の推進につきまして、特段の御支援と御協力をいただき、厚く御礼申し上げます。新年におきましても、昨年と変わらぬ御支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
 さて、世界経済が一段と減速し、日本の景気も弱まっているなか、後志管内につきましても、厳しい状況下にあります。一方、当部事業の関係ではありますが、地元の念願であった国道393号が昨年9月6日に開通し、愛称も「メープル街道393」と決定され、観光交流の拡大等が期待されています。また、赤井川村の「有限会社どさんこ農産センター」が平成20年度土地改良事業地区営農推進優良事例表彰において、最高賞の農林水産大臣賞を受賞するなど明るい話題がありました。
 平成21年度の事業を部門別に見ますと、道路整備事業では、「安心・安全な道づくり」を推進するため、一般国道229号を中心とした防災対策事業、5号黒松内道路・276号岩内共和道路の整備、及び交通安全対策・災害防除等を推進します。治水事業では、頻発する自然災害に対応するため、尻別川の洪水対策を推進します。港湾整備事業では、物流ネットワークの強化などのため、小樽港・石狩湾新港・岩内港の各港湾で防波堤整備等を推進します。農業農村整備事業では、更なる生産性向上により食糧供給力の強化を図る観点などから、国営農地再編整備事業「真狩地区」の農地再編整備を推進します。水産基盤整備事業では、力強い産地づくりを推進するため、古平・美国・寿都・余別の各漁港で防波堤等の外郭施設の整備等を推進します。これらの事業を着実に進めて行くとともに、コスト縮減、品質の確保、新技術の活用に努めながら、魅力ある地域づくりへ向け重点的、効率的に社会資本の整備に取り組んでいきます。また、昨年7月に閣議決定された「地球環境時代を先導する新たな北海道総合開発計画」が掲げる目標の実現を目指して、引き続き平成21年度も、「後志地域づくり連携会議」等で地域と意見交換を重ね、地域と連携・協働し地域プロジェクトを推進していきたいと考えており、シーニックバイウェイ北海道や道の駅の活用などソフト面でも地域との連携に一層努めていく所存ですので、今後とも開発行政に対するより一層の御支援をお願い申し上げます。
 本年が、皆様にとりまして実り多い一年になりますことを御祈念申し上げ、年頭の御挨拶とさせていただきます。


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