建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2009年1月号〉

ZOOM UP

子育て、健康・教育、老人福祉等の多機能・多目的施設が誕生

――1〜5階に4種の機能を備え、市民の福祉要望に応える

苫小牧市 旧市立総合病院南棟改修事業


▲施設機能

 苫小牧市は、福祉施設重点施策として、旧市立総合病院南棟施設の改修事業を進めている。
 同施設改修計画では、施設全体の1〜5階、各階毎に4部門の福祉業務機能を備えた複合施設とするもの。
 事業計画では、1階と2階の一部を老人福祉センター機能として、華道・茶道・手芸・陶芸等の教室開催、囲碁・将棋・麻雀等の娯楽場所を提供。お年寄りが趣味を活かし、交流と憩える場所を提供する。
 2階は子育て支援機能として、子育て親子の交流・集いの場提供、子育てに関する講習会等の実施、子育てサークルにフリースペースの無償開放をする。
 2階の1部と3階は、健康教育機能として、乳幼児検診、パパママ教室、子育てサロン、デンタル教室、BCG接種、市民健康相談、内臓すっきり教室等の充実したスペースとする。
 4階〜5階は教育研修・研究機能として、@教職員の資質向上と専門性を高める研修会・講演会の開催、教育実践・調査研究の提供、「いじめ110番」の受付など教育研究所の役割を担うA子供支援室「あかり」として特別支援教育に携わる教職員の資質向上・専門性を高める研修の実施、就学指導に係る検査・調査・相談及び会議の開催を行うB適応指導教室「あおば学級」を開設。不登校児童生徒に対して、学校生活への復帰を支援するための様々な指導・援助の実施を進める。
 今事業は、福祉施策の柱として進めるもので、乳幼児から子供、大人までの幅広い層が利用できる施設で、各階毎に健康・教育・子育て支援などが備わった、多機能・多目的施設となる。
 供用開始は平成21年4月予定。




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