建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2008年12月号〉

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沼ノ端鉄北地区に青翔中学校を新築

――多目的ホール・教室を設置、環境面にも配慮

苫小牧市 青翔中学校新築工事


▲青翔中学校 完成予想図

 青翔中学校は、苫小牧市の東部に位置する沼ノ端地区を東西に横断する鉄路の北側に建設を進めている。この地域は、沼ノ端鉄北地区土地区画整理事業により平成6年度から平成19年度にかけて整理されてきたが、住居地域としてここ10年来の人口流入により苫小牧市では、平成14年に拓勇小学校、平成19年にウトナイ小学校をそれぞれ新築してきた。  今回の青翔中学校は、この2つの小学校に続き平成21年4月開校を目指し建設を進めるもの。  建設にあたっては、普通教室10室・特別支援教室2室で普通教室を南面に配置し、校舎の中心に光庭(中庭)を設け、自然採光を十分に彩り入れて暖かみのある教育環境を持たせている。また、スッキリした空間づくりや、様々な授業カリキュラムに対応するため1階多目的ホールや2階多目的教室を設置し、廊下など空間の一体感や各学年の交流がし易い構成としたプランになっている。  環境面では、従来市内の小中学校で多く使用されていたA重油を燃料とした温水暖房方式から、LPガスを使用したガス暖房(FF式ストーブ)を採用し近年の地球温暖化現象に考慮すべきCO2の削減に取り組んでいく。  防犯対策としては、モニターホンにより用件を確認の上、オートロックを解除するシステムで防犯、設備の充実を図り安全対策も進めていく。  校舎は、落ち着いたデザインプランにより誰にでも利用しやすいグローバルな学習施設となっている。  一方、屋内体育館はコンクリート造平屋建(一部2階建)構造で、1階にホール、アリーナ、ステージなど、2階に放送機材室を配置している。


苫小牧市青翔中学校校舎新築主体工事建物概要
建築位置:苫小牧市拓勇東町6丁目15番地
構造:鉄筋コンクリート進3階建
建築面積:2,209.23u
床面積:1階 2,040.76u
    2階 1,824.10u
    3階 1,320.67u
    R階  11.31u
    合計 5,196.84u
主要室:普通教室、特別教室、多目的ホール、保健室、事務室、多目的教室、
      特別支援教室、放送室、教育相談室、進路指導室、職員室、校長室、他
高さ:11.65m
基礎:鉄筋コンクリート造、PHC杭プレボーリング拡大根固め工法258本
外壁:コンクリート打放しの上吹付タイル、一部磁器質45二丁掛けタイル張
屋根:コンクリートの上アスファルト防水
内装:床 フローリングブロツク、ビニル床シート
    壁 石膏ボードWAP塗
    天井 化粧吸音石膏ボード
苫小牧市青翔中学校屋内体育館新築主体工事建物概要
建築位置:苫小牧市拓勇東町6丁目15番地
構造:鉄骨鉄筋コンクリート造平屋建(一部2階建)
建築面積:1,378.47u
床面積:1階 1,197.33u
     2階  36.99u
     合計 1,234.32u
主要室:1階 ホール、アリーナ、ステージ、他
     2階 放送機材室
高さ:10.1m
基礎:鉄筋コンクリート造
    PHC杭プレボーリング拡大根固め工法91本
外壁:コンクリート打放し下地複層仕上塗材
屋根:ALC板の上硬質ウレタンボードシート防水
内装:床 特殊フローリング、ビニル床シート
    壁 天然木化粧積層板
    天井 ALC板表し

苫小牧市・青翔中学校校舎新築工事、青翔中学校屋内体育館新築工事貢献します
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