建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2008年11月号〉

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高度な衛生管理機能で安心・安全な学校給食を供給

釧路町 給食センター改築事業


▲給食センター パース

 釧路町内あるに学校給食センターは、別保調理場が築35年、富原調理場が28年経過し、両調理場とも老朽化が進んでいる。また、児童・生徒に、安心・安全な学校給食の供給が望まれ高度な衛生管理レベルに応える施設の整備が急務となっている。現在の両施設は狭隘なことや衛生管理基準の遵守が難しいことから、1箇所に統合(富原小・中敷地内)し改築を進めることになった。
 建設にあたり、「学校給食衛生管理基準」の遵守と「HACCP」方式に準じた長期的な対応を図り、給食供給施設・機能を高めていく。
 主な施設配置は、1階に事務管理部門、荷受部門、調理部門、配送部門、洗浄部門等を配置し、2階は、職員更衣・休憩室、食育に係る研修室及び見学コーナーを配置した、便所は男女とも多目的便所を取り入れた。
 さらに、利便性を配慮し富原小中校舎とは渡り廊下で接続し直接配送を行う。学校側入り口はインターホン、電気錠による遠隔セキュリティ管理を施している。
 汚染ゾーンから清潔ゾーンは必ずエアーシャワールームを経由する仕様とし食の衛生管理を図る。施設内の設備は、調理主熱源は天然ガスを使用。顕熱交換型空調機採用、使用時間に合わせゾーン分けして機械容量を軽減する。直圧給水方式による衛生的な浄水供給するなど各設備に配慮した。その他、特別食に対応できる機器・スペースや省エネルギー機器の採用も取り入れる。

=建物概要=
調 理 場:A=1,395.58u・RC造一部SRC造、2F建
渡り廊下:A=5.75u・RC造、2F建
空中廊下:A=39.36u・RC造、1F建
本体小計:A=1,440.69u
排水処理施設:A=23.76u・RC造、1F建


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