建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2008年10月号〉

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養護学校出願者増加と教育の多様化に向け施設整備

――新篠津高等養護学校で校舎・寄宿舎増築工事

北海道建設部建築局 北海道新篠津高等養護学校校舎寄宿舎増築工事


▲北海道新篠津高等養護学校

 北海道は近年の知的障害高等養護学校出願者の増加と今後も増加傾向が続くことが予想されることから校舎及び寄宿舎の増築を進めている。
 増築を進める北海道新篠津高等養護学校は、石狩・新篠津村に位置し、平成5年開校。「すすんでやりぬく人」を校訓に掲げ、「地域に開かれた学校」を標榜。16年目を迎え、多くの卒業生が社会参加、自立の道を歩んでいる。
 同校は、平成20年度公立特別支援学校配置計画において2間口増(1学科新設)の7間口・6学科となったことから、特別教室等の転用のみによる対応では、学校運営上支障きすため、所要の校舎及び寄宿舎の増築を行うものである。
 整備の趣旨は、生徒の増加に対応した最低限のスペースを確保し、高等養護学校としての機能を保持すると共に、既存の施設と増築する施設が一体的に利用出来るよう計画し、各所要室の計画に当たっては、生徒の持っている能力を引き出し、かつ、伸張させるため、多様な教育を可能とする施設整備を行い、楽しく心豊かな学校生活を送ることのできる建物とする。
 また、施設を使いながらの工事となるため、工事が学校全体に与える影響がなるべく少なくなるよう配慮しながら進めている。

建物概要
校 舎 棟 鉄筋コンクリート造
      地上2階建て
      既存延べ面積 5,303u
      増築延べ面積 1,013u
      合計延べ面積 6,316u
寄宿舎棟 鉄筋コンクリート造
      地上2階建て
      既存延べ面積 3,156u
      増築延べ面積  829u
      合計延べ面積 3,985u


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