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▲旭川動物園 アザラシ館(A)新築工事 |
(株)北野組(菅原久廣代表取締役社長)は、大正10年に北海道網走町で開業した。当初は樺太の野出町で土木建築請負業に従事したのが始まりだが、昭和21年に株式会社として設立し、土木工事業、建築工事業、とび・土工工事業、鋼構造物工事業、電気工事業、管工事業、舗装工事業、しゅんせつ工事業、塗装工事業、防水工事業、内装仕上工事業、水道施設工事業、造園工事業、不動産事業とあらゆる業務に対応している。 営業エリアも、旭川市を本社としつつ東京と札幌に支社を持ち、さらに函館や道東のほか、千葉、埼玉にも営業所を配置し、ネットワークは充実している 同社の基本理念は、「イフ」という拡散思考で過去・現在・未来を考察し、チームワークによる協調性、信頼性、創造性、人間性を基本としながら、地域の人々と共に歩み、地域の発展に寄与し、地域の人々に育てられ、愛される企業であり続けることで、この理念に基づいて人々の夢を実現し、ゆとりある豊かな社会の建設を担ってきた。 その結果、施工実績は公共の土木・建築事業ばかりでなく、医療・福祉・教育施設、文化・スポーツ施設、商業・ホテル、マンション・住宅など、文教事業、福祉事業、民営事業の施工においても実績を残してきた。 さらには、業界内でも難易度が高いとされるマンションや店舗、オフィス、住宅などのリフォーム業にも対応しており、その他土地・建物の仲介、駐車場運営といった不動産事業までも展開するなど、業務の間口は広く、そのノウハウの多用さと高さは、単に施工技術だけに留まらない。
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▲歌内橋架換工事 | ▲青雲小学校 |
そうした企業ノウハウに基づきながら、最近では地元青雲小学校の増改築工事を完成させた。この工事では、旭川建設業協会が主催する建築工事現場見学会も行なわれ、協会関係者の他、旭川工業高校建築科3年生(36名)と教諭(3名)が参加した。 土木工事では、中川町にある橋長369mの歌内橋架換工事で、4径間連続鋼床版箱桁橋として施工した。 公共投資の減少で「収益基盤の強化」は業界共通の課題だが、同社はそれだけに留まらず、「顧客満足(CS)の向上」、「リスクマネジメントの強化」を図り、公共性の高い企業を目指して社会に貢献する方針だ。