建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2008年7月号〉

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世代間交流を重視した団地づくりを目指す

小清水町 若木団地2号棟新築工事

▲小清水町新団地建設

 子供から高齢者まで安心して暮らせる住まいづくりに向け、小清水町はシルバーハウジング住戸・一般公営住宅の整備をすすめ、すでに平成18年度1棟目が完了し2棟目が平成20年11月に完成予定、平成21年度3棟目をもって事業を完了する。
 現在行われている2棟目の延床面積は、812.43uで1階にシルバーハウジング住居1LDKが4戸2階に一般住宅2LDK4戸の計8戸が建設されている。
 1階の高齢者向け住戸は、車椅子での移動ができるよう段差を解消すると共に身体状況の変化に対応できる可変性のある間仕切りを採用している。
 蓄熱暖房機器、電気温水器、電磁調理器等全ての住戸がオール電化でユニバーサルデザインの視点に立ち、高齢者にも、わかりやすく、安全簡単に扱う事のできる大きいスイッチやシングルレバー混合詮、車椅子対応流し台を採用している。
 また住棟間は屋根つきの通路で結び、降雪期や降雨時に歩きやすさや車椅子の移動に配慮している。
 少子化の進行による子供同士がふれあう機会の減少や、核家族化の進行による子供と高齢者が係わる機会が減少してきており、子供の自主性や社会性を形成する上で、世代間交流のできる環境形成が必要と考え、子育て世代も入居する一般の公営住宅とシルバーハウジングを1つの団地内に整備する事により入居者の多世代化を図っている。

建物概要
建設場所:斜里郡小清水町字小清水656番地の1
構  造:鉄筋コンクリート造2階建
建築面積:448.11u
延床面積:814.43u
住戸構成:1階 1LDK 4戸
     2階 2LDK 4戸
      計 8戸

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