建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2008年7月号〉

寄稿

南北線さっぽろ駅地下歩行空間改造土木工事を担当

――構築工事は一部躯体を除いてほぼ完成

●南北線さっぽろ駅地下歩行空間改造土木工事
伊藤・大林・岩倉・鴻池・西武特定共同企業体  作業所長 川田 一寿


 札幌駅周辺地区と大通り地区を地下歩道でつなげる工事の一環として札幌市交通局より平成17年12月に先行発注された工事です。地下鉄南北線札幌駅コンコース階南端には、地下鉄の機械室が稼動しており地下通路を構築し既設の通路に接続するに当たっては、機械室を移動しなくては成りません。その新たな機械室を北4条通りに構築する工事です。また地下通路が完成すると歩行する人と、地下鉄利用客が改札口付近で混雑することが予想されるため、既存のコンコースの一部拡幅も含まれています。
 工事は、親杭横矢板工法による全面覆工で地下10mまで掘削を行い躯体の構築を行います。路上占用の為、作業時間が22:00〜6:00と云う制約が有り時間内終了に苦労するところです。又 北4条通りは、地下埋設物が輻輳しており防護および掘削には多くの時間を要する作業となりました。構築工事は一部躯体を除いてほぼ完成しており、現在内部の仕上げを建築、電気、設備工事が引き継いで行っています。土木工事としては残りの躯体工事を行い、埋め戻し、覆工撤去、路面復旧と順次行い平成20年11月の竣工予定です。

▲新設機械室内部 ▲南ラッチ(地下通路拡幅部)

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