建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2008年6月号〉

Graph Report

一般国道231号線で大規模な落石発生(増毛町

――機動力発揮で3日後には通行止め解除



 平成20年5月7日19時55分、一般国道231号留萌管内増毛町岩尾(留萌市側の湯泊第2覆道入口)で大規模な落石が発生した。土砂崩れの総量は1300トンで、最も大きい岩は幅8m、奥行き8m、高さ10mもあり、復員10mの国道をふさいだ。この落石により、増毛町岩尾から同町別苅までの9.9q区間が通行止めになり、スクールバスや、都市間バスも運行できず、増毛町は南北に分断された。迂回路は新十津川町(空知管内)経由で100qもあり、住民生活に大きな影響を及ぼしている。災害発生後は、機動力で対応に当たり、建設機械を次々と導入、24時間体制で岩を砕き、土砂の撤去作業を9日までに終えた。一部に交通規制は残ったものの、10日7時には通行止めは解除され、片側交互交通(5:00〜22:00)は確保されたが、夜間は通行止め(22:00〜5:00)となった。(写真提供=留萌開発建設部)



▲一般国道231号増毛岩尾 総量1300トンの土砂崩れ


▲最も大きい石は幅8m、奥行8m、高さ10m 道路の幅員は10m ▲落石防護ネットと防護柵を突き破った岩


▲岩を砕き、土砂の撤去作業


▲落石防護ブロック設置



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