建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2008年4月号〉

Graph Report

胆振支庁が入居する(仮称)入江地区広域センタービルが着工

――地元の熱意と力を結集させ室蘭市入江に2009年2月完成予定

入江地区広域センタービル

 胆振支庁をメインに、民間企業も入居する(仮称)入江地区広域センタービルの着工式が、この3月6日に建設地の室蘭市入江地区で行われた。
 このセンターは、胆振支庁庁舎の入江地区移転を要望する室蘭市が中心となって出資した「むろらん広域センター株式会社」が建設するもので、14,004uの4階建て。
 胆振支庁庁舎は老朽化が進み、また庁舎も分散化していたため、平成9年に入江地区への移転を決定していた。しかし、庁舎建設費など事業費の確保が困難だったため、進展しないまま経過していた。
 一方、地元室蘭市にとって、庁舎移転は新興業務地の活性化の上でも大きなインパクトを持つことから、市や市議会、地元経済界による胆振市庁合同庁舎早期改築期成会を結成し、早急な移転の実現を要望していた。しかし、実現しないまま9年間が経過してきたことから、市と地元商工会議所、市内6金融機関、企業、団体などが出資し、むろらん広域センタービル(株)を設立。同社が建設するセンタービルに賃貸で入居する方式を道に提案。これを受けて、道では単年度のリース契約による入居に同意したことからいよいよ着工となった。

▲新宮室蘭市長のあいさつ ▲むろらん広域センタービル 新宮・天里両代表のクワ入れ

 着工式は、藤川建設が代表者となった入江地区広域センタービル建設協議会の主催により、関係者約130人が出席して行われた。
 なお、胆振支庁の他に入居する事業者は、胆振教育局、室蘭市、室蘭商工会議所、北洋銀行、室蘭信金、ナラサキ産業、北海道厚産、北海道銀行ATM、その他供用施設となる。

▲入居者・階別面積

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