建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2008年3月号〉

Graph Report

新千歳空港の国際線ターミナル・平成20年4月に施工業者決定

増加する国外観光客の利便性向上に向けて――平成22年3月併用開始

▲外観パース(北東面鳥瞰図) ▲外観パース(北西面鳥瞰図)

 新千歳空港を運営する北海道空港(株)は、国際線ターミナルビルの建設工事に着手し、この4月に工事発注する。これまでは国内線ターミナルビルの一角を国際線用に使用していたが、国外からの観光客の増加などにより手狭になっていたことから、国際線利用者の利便性が大幅に向上する。  本体工事は、「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」に基づき分別解体等及び特定建設資材廃棄物の再資源化等の実施が義務付けられた工事。 価格及び価格以外の要素を総合的に評価して、落札者を決定する総合評価方式(標準型)を導入。  入札参加資格は、3社以上で構成される特定建設工事共同企業体(特定JV)総合評価については、価格以外の要素として、工期への配慮、安全・保安対策、環境への配慮及び地域への配慮の提案を求め、評価値を算出する。  落札者の決定方法は、入札参加資格を認められた者のうち、北海道空港(株)が設定した予定価額の制限の範囲内で総合評価値の最も高い者としている。

▲内観パース(3階出発コンコース) ▲内観パース(3階出発ロビー )

国際線ターミナルビル概要
場所:新千歳空港西側
構造:地上部 鉄骨造 地上4階、塔屋1階
   地下部 鉄筋コンクリート造 地下1階
延床面積:民間部分     48,821.95u
     官庁部分      10,394.43u
     サービス道路    2,053.14u
  (計)        61,269,52u
官庁車庫     195.30u
供用開始までのスケジュール(予定)
   平成20年4月下旬 施工事業者決定
   平成20年5月上旬 国際線TB建設工事開始
             (21ヶ月を見込む)
   平成22年1月末  国際線TB竣工
   平成22年3月中旬 国際線TB供用開始
北海道空港株式会社
入札広告の概要
入札公告が閲覧できる場所
官  報:平成20年1月30日付
ホームページ(発注情報に関する専用ページ)
   http://www.hkk.jp
入札公告内容(入札公告より一部抜粋)
工事内容:新千歳空港国際線旅客ターミナルビルの
      新築工事一式(建築・設備一括請負)
工  期:開始時期〜平成22年1月31日までで、
    20年6月27日〜7月10日の間は
    北海道洞爺湖サミット開催にあたり、
    工事休止期間とする。
▲全体配置図
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