建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2007年10月号〉

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国道336号 通行規制の緩和・解消
目指し襟広防災事業を実施

北海道開発局帯広開発建設部 広尾道路事務所

広尾道路事務所は、広尾町、大樹町、幕別町、豊頃町、浦幌町、更別村の5町1村にわたる一般国道236号、336号の2路線、計161.3kmの道路修繕、維持管理と防災工事を行っています。

このうち、一般国道336号、えりも町庶野から広尾町ツチウシの延長約30Km区間は通称「黄金道路」とよばれ、海岸線の屈曲が著しく、地形は急崖斜面が連続しており、通行規制区間(連続降雨:80mmまたは120mmで通行止め)及び特殊通行規制区間(落石、波浪、雪崩)を有しており、道内では大雨による通行止めが一番多い区間となっています。

▲一般国道336号 広尾町 モイケシ法面外防災工事

本区間では、通行規制の緩和や解消を図ると共に、自然災害に強い道路整備を行うため、平成2年度から襟広防災事業(L=13.7Km)を行っています。

今年度の襟広防災工事としては、一般国道336号広尾町宝浜防災工事と、一般国道336号広尾町モイケシ法面外防災工事を行います。おもな工事内容は、土石渡対策の擁壁工、流路工、雪崩対策の雪崩予防柵工、法面対策の岩切り、現場吹付法枠工等の工事を行っています。

道路修繕事業では、一般国道236号大樹町で狭小路肩解消を兼ねた、舗装修繕工事を(L=2.7Km)を行っています。

▲一般国道336号 広尾町 宝浜防災工事

道路維持管理としては、除草や路面清掃、路面や道路付属物の補修等を、冬期には除雪等を行うなど安心・安全な道路環境確保に努めています。

その他、広尾町、大樹町、幕別町忠類の地域住民団体による歩道等の美化を目的としたボランティア・サポートプログラムへの活動支援も行っています。


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