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荒川下流河川事務所では、江戸川区小松川地先の荒川右岸2.25q〜4.63q区間において、スーパー堤防の整備を進めている。
江東デルタ地帯に位置する小松川地区は、低地で軟弱な地盤のため地震に対して危険なうえ、住宅、商業、工業が混在密集した防災上危険な地区だった。これらの解消を目的として東京都が進めている亀戸・大島・小松川第三地区第二種市街地再開発事業や都営住宅建設事業、また江戸川区が進めている小松川千本桜整備事業とあわせて、高規格堤防を整備することにより、治水の安全性を高めると同時に敷地の多角的な有効利用を計るのが目的。
さらにその下流部では、河川利用の促進や防災面の機能向上を目的とした荒川ロックゲートや小松川リバーステーションを整備し、小松川第ニポンプ場(東京都)の新設計画なども含めて、防災拠点の1つとして一体的に整備することにしている。
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