建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2007年3月号〉

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災害時と平常時に対応した施設を建設

旭川市都市建設部総合防災センター(仮称)中核施設新築工事

総合防災センター(仮称)中核施設は、災害時と平常時のそれぞれの状況に対応した機能を有している施設で、災害時には、旭川市の消防機関の活動及び情報の拠点として「活動部隊への指示・命令の伝達」、「国等の関係防災機関との情報連携」、「各種情報の収集・分析」など危機管理や緊急対応の役割を担います。 給水は、水道水が使用できなくなった場合、井水をろ過器で浄水処理し供給する予定ですが、井水が使用できない場合は、河川水を取水もしくは、施設内の雨水により、同様に浄水処理を行い給水します。 給油は、災害時を想定して非常用発電機用、温水機用、冷暖房機用等としてそれぞれに7日分確保しており、特に災害時には、ポータブルストーブやジェットヒーター等の備品への供給が出来るようになっています。 また、平常時には防火・防災・救命などの講習・体験を通して市民の消防、防災に対する意識の高揚を図ると共に日常的な火災などの災害に対しても24時間365日体制で稼働し、切れ目のない初動体制を可能とする施設です。 災害時に各種資機材庫は、仮設風呂、シャワースペースとして転用することが可能です。なお、本工事の完成は、平成20年8月を予定しており、その後各種訓練・試運転等を行い10月からの供用開始が予定されています。


施設概要
構造・階数 鉄筋コンクリート造4階
延床面積 4,959u
主要室 消防防災指令センター室、防災組織事務局室、消防出張所、消防団会議室、
消防防災会議室(大・小)、多目的ホール、エントランスホール、各種資機材庫、
消防車格納庫、通信機械室、管理諸室、消防防災無線アンテナ用鉄塔、給油貯蔵所
 
 
各種機能
学習・訓練機能:多目的ホール、エントランスホール、防災組織事務局室、体験室、消防防災会議室(大)
防災資機材の備蓄機能:各種資機材庫
情報の収集、伝達体制及び通信機能:消防防災指令センター室、消防防災会議室(小)、
通信機械室、消防防災無線アンテナ用鉄塔
 
消防出張所機能:消防出張所、消防団会議室、消防車格納庫
災害時対応機能
  停電時においても、情報収集、指令等に使用される消防防災指令センター室
  防災会議室,通信機械室等の電源供給を確保し、照明設備、動力設備コンセント設備、
  自動制御設備、必要な各室の換気・空調設備等は使用可能です。
 
 
 

旭川市総合防災センター(仮称)中核施設新築工事
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