建設グラフインターネットダイジェスト

隣接工区への影響に配慮

●博多港（アイランドシティ地区）岸壁(-15m)(耐震)築造外1件工事（第2次）

若築・国土総合・不動テトラ特定建設工事共同企業体 　現場代理人　大田博文

▲施工位置写真

　私たち若築・国土総合・不動テトラ特定建設工事共同企業体が担当する工事は、博多港（アイランドシティ地区）岸壁(-15m)(耐震)築造外1件工事（第2次）で、工期は平成18年7月から19年年8月までの予定です。現場は福岡市東区香椎浜3丁目地先において施工しています。 　この工事は-15m岸壁の築造と-15m泊地浚渫を施工するもので、施工延長はL＝140mです。施工上の特性としては、通常の岸壁よりも耐震度の高い耐震構造とすることで、ジャケット式桟橋架設、鋼管杭打設工法を採用していることや、土留めにはハイブリッドL形ブロックを使用しているところにあります。 　この工事は東洋・佐伯・吉田JVの施工工事と同時発注、同時施工となっており、現場の前面側に航路、背面側には締切矢板があることから施工区域が狭いため、床堀、据付などに使用する大型船舶は共有しています。 　したがって施工の流れとしては、東洋JV（東洋・佐伯・吉田特定建設工事共同企業体）が工種ごとの施工を完了してから、それを引き継ぐ形で若築JVとしての施工を行うという工程になっています。 　また、本工事は入札時VE方式の試行工事及び契約締結後に施工方法などの提案を受ける締結後VE方式の試行工事として実施されています。 　そこで、私たちはVE提案として、アンカーを規定以上の長さに張り出さずに施工を進めるという工法を提案し、10月10日から実施しています。

▲床掘	▲サンドコンパクション（SCP）