建設グラフインターネットダイジェスト

船舶航行の安全と環境対策に配慮

●博多港(アイランドシティ地区)岸壁(-15m)(耐震)築造外1件工事


東洋・佐伯・吉田特定建設工事共同企業体  現場代理人 青山政一




▲浚渫・床掘 ▲サンドコンパクション

 私たち東洋・佐伯・吉田特定建設工事共同企業体が担当しているのは、博多港(アイランドシティ地区)岸壁(-15m)(耐震)築造外1件工事で、施工は福岡県福岡市東区香椎浜三丁目地先で行っています。工期は平成18年7月から19年8月で、一部は18年11月までの指定カ所や、19年3月までと指定されているカ所もあります。  この工事は、博多港(アイランドシティ地区)岸壁(-15m)の共通工、潜水探査工、撤去工、海上地盤改良工、土捨工、基礎工、本体工、土留工、裏込・裏埋工、付属工及び泊地(-15m)の浚渫工、土捨工を施工するもので、  現在の整備状況は、18年12月中に海上地盤改良工(サンドコンパクションパイル)を完了し、19年1月から盛り上がり土の撤去工に入るところです。  この施工における技術的な特徴は、施工箇所がすでに供用中の-14m岸壁と隣接しており、前面航路も大型船舶が頻繁に航行していることで、一般航行船舶の安全を確保し、航行に支障をきたさないようにする必要があります。そこでジャケット(70m/1基)工法により、短期間での施工を目指しています。また、起重機船はスパッド式を採用することで、張出し幅の低減も図りました。  その他、環境対策としてはグラブ浚渫時に、十分に水切りを行って発生低減に努め、さらに拡散低減策として汚濁防止枠(カーテン長18m)を設置し、汚濁防止枠から土運船へ汚濁防止膜(カーテン長1m)を設置しました。また、水質監視を浚渫時は1日あたり4箇所、4層で実施しました。



床堀・浚渫
サンドコンパクション打設
基礎捨石投入
仮受杭打設
ジャケット架設
鋼管杭打設
L型ブロック据付
▲施工フロー


●東洋・佐伯・吉田特定建設工事共同企業体――――――――――――――――――――――――――――――
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