建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2007年1月号〉

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都市化とともに進展した旭川市の下水道事業

旭川市水道局事業部 下水道整備課 下水道整備事業

旭川市の下水道事業は、明治34年に街路に沿った防火用水路兼用の木造開渠の建設に始まったが、着工・中止の繰り返しであった。当時は戦後の急激な人口増加と、生活様式の変化によって生活排水の増加と水質が悪化。また農業経済においても不可欠で、し尿の農地還元方式が化学肥料などの普及によって崩れ、排水処理のみならず、し尿処理についてもその対策に苦慮した。
このような状況から、健全な市民生活を確保するため、昭和30年度に下水道調査費が予算計上され、31年度から公共下水道の調査に着手。当時の市街地を形成していた地域を対象に全体計画を策定した。そして33年に建設省及び厚生省の認可を受け、同年に管渠工事、また34年には処理場工事にも着手し、39年11月に亀吉下水終末処理場の運転が開始された。
その後、下水道整備の拡大や周辺5町(東神楽・鷹柄・比布・当麻・東川)を含めた旭川広域圏下水道計画が策定されたことなどにより、51年に西部下水終末処理場(現在は下水処理センター)の建設に着手し、56年4月より運転が開始された。

平成17年度末までの整備状況
管渠
汚水(認可区域面積 8,068.4ha)
整備面積 7,826ha
整備延長 1,537km
雨水(認可区域面積 8,023.1ha)
整備面積 1,751ha
整備延長 320km

処理場
下水処理センター 126,000m3/日
亀吉終末処理場 45,000m3/日
平成17年度処理量(4月〜3月 50,449千m3/年(138,200m3/日)

平成18年度工事概要
管渠
汚水
台場地区準幹線その16下水道新設工事 延長 850m H18.3.30〜H18.8.16
台場地区準幹線その15下水道新設工事 延長 690m H18.9.13〜H19.2.19
東旭川7号幹線その2下水道新設工事  延長 820m H18.10.23〜H19.3.9
                                  ほか
雨水
石狩川左7-1-1号幹線下水道新設工事   延長 240m H18.6.22〜H18.10.10 
ウッペツ川左14・1号幹線下水道新設工事 延長 370m H18.10.11〜H19.2.27 
                                  ほか

 ●台場地区準幹線その16下水道新設工事  ●台場地区準幹線その15下水道新設工事
盛永・岸田JV 親松・来正JV
 ●東旭川7号幹線その2下水道新設工事  ●石狩川左7-1-1号幹線下水道新設工事
谷脇・鈴木JV タカハタ・東海産業JV
 ●ウツペツ川左14-1号幹線下水道新設工事  
新島・立山青野JV  

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