建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2006年12月号〉

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新生むかわ町に新しい診療所を建設

地場産品である木質ペレットの積極導入で環境負荷を抑制

むかわ町穂別総合支所建設課　むかわ町国民健康保険穂別診療所改築事業

診療所概要 　施　　設　　名：むかわ町国民健康保険穂別診療所 　構　造　規　模：鉄筋コンクリート造平屋建て(本棟） 　　　　　　　　木造平屋建て（機械室棟） 　延　床　面　積：1,638.65�u(本棟）・94.40�u（機械室棟） 　暖房給湯設備：木質ペレットボイラー導入

穂別町と合併した鵡川町は、穂別地区で新たに「むかわ町国民健康保険穂別診療所」を新設している。既存の診療所は、昭和44年に建設されたもので、築36年が経過したため建物本体はじめ医療機器の老朽化が進んでいる。一方、町村合併に伴って、町内の公的医療機関と、高齢者人口の増加に対応した保健福祉を兼ね備えた機能の強化が求められていることから、診療所の建設に着手することになった。
計画では、医療保健介護が連携をはかれるよう、執務スペースを集約し、町民の利便性を図るとともに、地域に安心して永住できるよう地域医療特に在宅診療体制の充実を図るべく、最新医療機器の導入と入院設備を備えた施設とすることにしている。
なお、暖房給湯用ボイラーの燃料には、地場産業で生産される木質ペレットを積極的に導入しているのが特徴だ。木質ペレットの原料となる木材は、計画的な伐採・植林により大気中の二酸化炭素を増やさない再生可能な循環型のエネルギーであり、化石燃料の替わりに使用することで地球温暖化の抑制に寄与する事ができる。