建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2006年12月号〉

ZOOM UP

新たなネットワークで地域の活性化と産業振興を図る

北海道開発局 札幌開発建設部 千歳道路事務所

▲一般国道36号 恵庭市 島松沢橋補修外一連工事

千歳道路事務所は道央圏の南部地域を所管し、北広島市・恵庭市・千歳市・南幌町・長沼町の5市町管内を通過する、国道5路線(36号・274号・276号・337号・453号)の維持・管理及び改築を担当している。
道央圏連絡道路(一般国道337号)は、千歳市を起点に長沼町、南幌町、江別市、当別町、札幌市、石狩町を結び、小樽市に至る延長約80kmの地域高規格道路である。本路線は北海道縦貫道及び横断道と、新千歳空港・石狩湾新港等の広域的交通拠点を結ぶと共に、札幌市を中心に道内各都市に伸びる一般国道と連結され、効率的な交通体系が構築されるもので、これにより沿線自治体相互の連結を強化し、新たな地域ネットワークによる地域の活性化と産業振興が図られるものとして期待されている。

当事務所では千歳市から江別市までを担当し、現在新千歳空港側の国道36号とJR線路を跨ぐ2.5km区間、12号と石狩川を跨ぐ美原大橋前後の3.9km区間が供用中で、今年度は新千歳空港関連工区を主体に橋梁・改良等の工事実施している。
千歳駅周辺のバリアフリー整備地区において、「電線地中化整備事業」を電力及び通信事業者と連携し整備を進めている。この内、当事務所が担当する国道337号では、平成16年度から工事に着手しており、今年度は駅前区間の約800mで電線共同溝工事を実施している。

支笏湖畔の国道276号及び国道453号は、支笏洞爺国立公園内を通過する観光道路として休日の利用が多く、安心安全な道路を提供するための防災工事や舗装修繕工事を実施している。当路線はシーニックバイウエイルートに指定されており、沿道景観に配慮した橋梁防護策の補修や道路施設の改善を行い、地域の活動団体と連携し地域観光支援に寄与している。
当事務所管内の国道157kmにおいて、交通安全対策事業(歩道整備・交差点改良)及び維持修繕事業(法面防災・橋梁耐震補強・舗装修繕)等を継続して実施すると共に、毎日の道路巡回に基づき年間維持・除雪、道路舗装補修、植樹管理、道路付属物補修、区画線設置等の各工事により、効率的・効果的な維持管理体制の基で、道路利用者や地域住民に安全で確実な道路を提供している。




 ●一般国道36号 恵庭市 島松沢橋補修外一連工事  ●一般国道337号 千歳市 末広歩道改良工事
株式会社玉 川 組 道路建設株式会社


HOME