建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2006年12月号〉

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3地区で畑地帯総合土地改良パイロット事業を促進

北海道開発局 網走開発建設部 網走農業事務所


▲1幹道路

網走農業事務所が所掌する斜網地域は、道内有数の食料基地として、広大な土地資源を生かした大規模な土地利用型畑作農業が展開されている。斜網地域の農業は経営規模が平均30haと大きく、大型機械化農業になじむ畑作三品(小麦・ばれいしょ・てんさい)を主体としているが、経営規模が大きいだけに、農産物価格の低迷など、国内経済や国際競争の影響を大きく受けやすい状況にある。このため、行政機関と農業団体が連携し、さらなる生産性の向上と多様な農業経営の実現に向けた取り組みを進めている。

同事務所では斜網地域約2万2千haを対象に、規模拡大の農地開発事業、畑地かんがいと排水改良のかんがい排水事業、既畑条件整備の区画整理事業の3事業を総合し、農業生産基盤を一貫施工する「畑地帯総合土地改良パイロット事業」を小清水地区、斜網西部地区、斜里地区の3地区で実施してきた。現在は3地区とも畑地かんがいの圃場施設等整備工事を行い今年度をもって事業完了となっている。

この事業により、農業用水の安定確保、農地の過湿被害の解消、経営規模の拡大、大型農業機械作業に適した農地整備等、総合的な効果を発揮し、生産性の高い、足腰の強い農業の実現に貢献することとなる。
今年、新規事業としては北見市(旧常呂町)で直轄明渠排水事業岐阜地区が着手される。





網走農業建設協会

会長  管野 伸一

網走市南2条西3丁目1番地
TEL. 0152-43-2519



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