建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2006年11月号〉

ZOOM UP

子供から高齢者を対象とした活動拠点センターが鋭意着工中

出会い・ふれあい・交流を通じた複合施設を目指す

稚内市東第一地区活動拠点センター建設事業

▲稚内市東第一地区活動拠点センター

　稚内市は、平成17年12月23日にオープンした、宝来地区活動拠点センターを皮切りに、新たに東第一地区活動拠点センターの建設事業を進めている。
　同センターは、児童センターと学童保育所を合わせた複合施設として計画されている。構造・規模は鉄骨造で2階建て。1階及び2階の床面積は、1,065.55�u。完成は今年12月15日、オープンは来年2月の予定。
　基本方針は、地域文化、スポーツ、情報発信、子供から高齢者までの生涯学習、学童保育など、多様な要請や運営の効率化を図ることを目的としている。
　主要諸施設は、1階に事務室、遊戯室、相談室、厨房、地域サークル室、生涯学習交流スペース、倉庫などを設け、2階には放課後児童クラブ室、図書・集会室、研修室、創作活動室などが配置される。
　同市では、12年から市民と行政のパートナーシップによるまちづくりを推進してきた。しかし、同市内にある町内会館や地域集会所は、老朽化や狭隘等の問題を抱えていた。そのため、新規建設及び既存施設の活用を図りながら整備されることになった。
　今後の活用予定は、地域住民等で構成する管理・運営協議会を組織し、利用者のニーズを十分に反映した利便性の高い施設運営に取り組んでいく。
　オープン後は、まちづくり委員会や町内会等の活動、子供たちや高齢者まで、同センターを通じて出会い、ふれあい、交流を図っていく。また、子供達を地域住民で見守り育てる体制づくりにも取り組む。