建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2006年11月号〉

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豊かな農村空間の創造に向けた農村づくりを展開

土地資源を活かした農業整備に尽力

北海道十勝支庁 十勝農業


▲小豆のニオ積み(音更町 ▲小麦の収穫(清水町)
▲ナイタイ高原牧場(上士幌町) ▲いもの収穫(音更町)

十勝農業の概況

 十勝管内は、豊富な土地資源と優れた自然環境を有しており、大規模な農業経営を展開しながら、食料供給を果たしている。
 同管内の耕地面積は、平成16年で256,800haと全道の21.9%を占めており、畑作は麦類、豆類、馬鈴しょ、てん菜など4品目は全道一の生産量となっている。
 また、野菜はながいもや大根などの根菜類、スイートコーンや葉物など多種多様で、特にながいもは、国内だけではなく、海外へも輸出されている。
 その他、酪農は1戸あたりの飼養頭数がeu諸国の水準に匹敵し、全道の1/4以上を生産している。

近年の取り組み

 十勝管内では、1市16町2村で構成されており、日本最大の食料基地として、今後もその役割が期待されている。また、飼養頭数のほとんどが乳用種で占められている酪農地帯では、特に黒毛和種を中心とした肉専用種の導入も盛んに行われている。

農業農村整備事業の概要

 十勝管内の農業農村整備事業は、安全・安心な食の生産、多様な担い手と地域及び多様な生物との共生や美しい景観などを保全することを基本に、次世代へと引き継ぐ豊かな農村空間の創造を目指し取り組んでいる。
 事業内容としては、暗渠排水、石れき除去、客土、農地造成、草地整備等で耕地の整備改良と優良農地の確保、畑地かんがいや営農用水、明渠排水等で用排水施設の整備、農道等における流通網の整備、海岸保全等による農用地の保全、農村総合整備、集落環境整備、中山間総合整備等を行い、生活環境の整備を推進していく。



●農村振興(地域資源)南十勝2工区(中札内村) ●中山間(広域連携)とかち高原の里7工区(鹿追町)
石川島播磨重工業株式会社 大成・コーンズ特定建設工事共同企業体
●畑総(担い手育成)雄馬別41工区(芽室町) ●畑総(支援一般)上佐幌4工区(新得町)
斉藤井出建設株式会社 栗林・清水開発・大川経常建設共同企業体
●農村振興(地域資源)南十勝3工区(中札内村) ●中山間(広域連携)とかち高原の里1工区(新得町)
川田・ネクサス右谷特定建設工事共同企業体 宮坂・藤特定建設工事共同企業体
●畑総(支援:営農用水)池田中北部1工区(池田町) ●畑総(担い手育成)南幕別3工区(幕別町)
株式会社遊 佐 組 高橋建設株式会社
●農免農道整備 活込高台2期3工区(本別町) ●畑総(担い手育成)豊田2期4工区(音更町)
東邦建設株式会 井原工業株式会社

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