建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2006年11月号〉

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多目的ホールを核とした改築工事が着工中

自然光と回廊型の廊下を取り入れた開放的な空間を計画

北海道知内町　知内小学校改築工事

　知内町は現在、知内小学校の改築工事を進めている。
　同小学校は昭和39年に建設されたが、既存校舎の老朽化や生徒数が減少している中の川小学校と統合されることになり、今年6月から着工されている。
　同工事は、既存校舎から約500m離れた知内高校と道道を挟む隣接地に、移転建て替えられるもので、今年度中の完成を予定している。
　設計コンセプトは、シンプルな外観でありながら、2方向からのツインエントランスで開放的な機能をもたせ、電気錠を職員室からコントロールすることで保安面も確保。内部は中庭とトップライトが設置された多目的ホールを核に、回廊型の廊下と教室は、自然光を取り込んだ明るい校舎にする計画だ。
　また中・高学年のクラスルームは、可動間仕切りを廊下側の壁に採用。一体的に使用できるワークスペースの機能や形態・レイアウトを変えることで、新世代型の多目的ホールとするなど自由度の高い空間とする。
　その他、平成19年度には体育館の建設計画もあり、音楽会や演劇など、充実した事業展開も出来るよう工夫される予定だ。
　規模・構造は鉄筋コンクリート2階建て、床面積3,594�u、普通教室6、多目的教室1、特殊教室2となっている。