建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2006年11月号〉

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快適な農村を目指した地域社会づくりを展開

管内の美しい景観を活かした農村整備を推進

北海道上川支庁 上川農業


▲新道東舗装外一連 ▲一般国道12号 東橋下部工事 ▲苗穂改良工事


上川農業の概況

 上川管内は、北海道のほぼ中心に位置している。東西96.7q、南北224.4q、面積は9,852q2で道内11.8%を占めており、道内農業に占める割合が非常に高くなっている。耕地面積は128,100haで、道内の11.0%。このうち、水田は60,600haと耕地面積の47.3%を占めている。
 特に、稲作を主体に我が国の食糧供給基地として重要な役割を果たしており、平成16年の農業産出額は、十勝、網走に次いで第3位、野菜は道内第1位となっている。
 近年では馬鈴しょ、豆類、てん菜に加え、野菜の作付け面積は道内の23.8%を占め、大根、にんじん、きゃべつ、ほうれんそうなど、約50品目と他品目が生産され、畜産等の主産地形成も進められている。中核的な農業地帯として、今後も大きな発展・展開が期待されている。
近年の取り組み
 上川管内の新規就農者数は、平成16年で104人、そのうち新規学卒者が53人と全体の51%を占めている。そのため、新規就農の促進のため、7年度から就農支援資金を制度化し、新規就農者のみならず、研修生に対する支援を実施している。
 また、同管内ではクリーン農業の取り組みで、農薬や化学肥料を出来るだけ減らし、環境にやさしい農業を推進しながら、農業用プラスチックによる排出量の抑制にも努めていく。


農業農村整備事業の概況

 各市町村において、生産基盤や農村環境の整備と農地等の保全管理、寒冷な地域特性を活かした安全で良質な農産物を安定的に生産し、収益性の高い農業の実現に向けて取り組まれている。
 生産基盤整備は、担い手への農地集積を図るとともに、ほ場の大区画化、暗渠排水、水利施設の整備等を進めている。また、同管内の美しい景観を活かした農村空間を都会の人々にも提供するなど、農村の活性化や快適な生活環境と定住条件を図り、農道整備等も進めていく。さらに今年度は、モデル的支援(農地・水・農林環境保全工場活動支援実験事業)も推進していく。



●かんがい排水近文第2支線他2 31工区 ●経営体育成風連地区31工区
廣野・国策・開発工建JV 荒井・中山・岸本JV
●水質障害対策草分地区4工区 ●畑総北台他1地区31工区
アラタ・ワタナベJV 株式会社盛 永 組
●経営体育成東豊地区2工区   
しずお・大江・井原JV  

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