建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2006年11月号〉

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豊かな環境に向けた河川整備を推進

生活環境の向上を図るやさしい川づくりに寄与

北海道開発局　石狩川開発建設部　北空知河川事業所

▲石狩川改修工事の内 大鳳川桜２号橋下流河岸保護工事		▲雨竜川・石狩川合流点		▲石狩川改修工事の内　西中島樋門外工事

　北空知河川事業所は、雨竜川合流点の江竜橋から神居古潭までの石狩川本流と雨竜川を担当し、管理延長は、石狩川本流33.7�q、雨竜川79.0�q、大鳳川12.0�q、恵岱別川2.3�q、さらに政令2条7項区間として江部乙川2.9�qを所管している。
　石狩川は、大小いくつかの支川を合わせて日本海に注ぐ大河である。大雪山系の石狩岳に源を発し、全長約268�q、流域面積は14,330�q2。道内の中央部から西部にわたり、道内総面積の17％を占めている。
　現在は、治水安全度の向上を図るため、深川築堤を丘陵堤化による堤防強化を行うとともに、老朽化した西中島樋門の改築も進めている。
　雨竜川は、天塩山脈に水源を持つ石狩川水系の一級河川である。山間部を蛇行しながら南下し、幌加内町のほぼ中央を貫通。深川市、沼田町、秩父別町、妹背牛町、北竜町を通り、雨竜市街の東方で石狩川に合流する。
　今年度は、沼田第1号樋門が老朽化しているため、改築工事を進めていく。また、同川支川の大鳳川では、上流築堤において河岸保護工事を実施する。他に樋門周辺の護岸についても、応急的な処置で補修が行われる。
　また、河川における機能維持として、堤防除草、天端補修、水防巡視等の維持的作業、樋門管修繕及び排水場等の河川管理施設の維持・管理も行っている。
　その他、同事業所では平成17年度から実施している沼田町の雨竜川において水辺の楽校の基盤整備を継続し、河川環境での教育体験や文化活動の啓発と普及に向けた取り組みも行っている。