建設グラフインターネットダイジェスト

〈建設グラフ2006年11月号〉

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自然と人との調和を目指した河川事業を実施

北海道開発局　網走開発建設部　北見河川事務所

▲住吉情報管路		▲常呂川上流地区		▲本郷漏水対策

　北見河川事務所は、網走川62.2�q、常呂川86.4�qの直轄区間において、河川改修、環境整備、維持修繕、施設応急対策、河川管理を担当している。共に都市型河川であるため、両河川の自然と人の調和に向けて、周辺環境に配慮しながら各種事業を進めている。
　管内の津別町は、平成4年に戦後最大とも言える洪水を経験しており、その対策として、流下能力の拡大・向上のため、道州政モデル事業による掘削工事を道と連携し進めている。
　大空町は、13年に発生した台風の影響で、網走湖が約13日間にわたり警戒水位を超えたため、築堤の基盤漏水・築体漏水という状況となった。そのため、今年度は本郷地区の漏水対策工事を実施し、完了する。
　網走川は、環境整備事業の一環として網走湖の水質調査を目的に、5年から実施されている呼人浦と女満別港の2箇所で浚渫工事を継続する。
　常呂川は、常呂右岸築堤工事を継続するほか、上常呂・訓子府・置戸河岸保護工事及び北見左岸地区の水防拠点工事に新規着手する。
　その他、河川情報システムを構築するため、光ファイバーの整備を進め、完了区間から順次河川管理に着手していく。